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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第3章 新たなる生活


泣き疲れたのか、はソファで寝てしまった。

「スゥ…スゥ…」

フ「疲れたんでしょうね」

ミ「当たり前だろ、ここ2、3日でかなり精神すり減らしただろうからな」

ナ「もう、つらそうな顔を見ることはなくなるんだよな」

ア「だが弟のことを思い出して泣くときはまた来るだろう、そんなすぐ癒える傷じゃあねぇ」

ナ「優しくされて泣いちまうって今までどれだけ冷たくされてたんだ…」

ア「自分のために婚約者の弟を殺すような奴だからな。」

ミ「スタンド使いではなかったみてぇだから、本当にただのゲス野郎だったんだな」

ブ「一つ心配なのは、俺たちのこともあいつらと同じ類のギャングとして括っちまうんじゃあないかということだ。もしそうなれば俺たちのことも恨みながら、だが今までの思い出のせいで戸惑いながら、一緒に過ごすことになるだろう。そうなったらまたがつらい思いをする。そうならないために、聞かれたらしっかり説明をする必要がある」

フ「そうですね」

ナ「そういえばジョルノは…あれ?」

ダイニングテーブルで話していた5人はジョルノが発言しないと思い周りを見渡すと、ソファの側にしゃがみ込み、の寝顔を間近で覗き込んでいた。

ジョ「さん、僕が必ずあなたを守ります。もう二度と悲しい顔をせずに済むよう、この世界を変えて見せますから。夢を叶えるまでもう少し待っていてください」

すると眠りながらは涙をこぼした。
一粒溢れると次から次へと落ちてきた。

ジョ「あっ…」

それに気づいたジョルノが指で涙を拭ってやると、ソファについていた右手が温かな感触で包まれた。

ギュッ…

が手を握ってきたのだ。

ジョ「さん…泣きながらそんなことしないでください…抑えられなくなってしまいます…」

ジョルノはそのまま眠り続けるにそう言うと、涙が流れる頬にそっと唇を落とした。

チュッ…


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