Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
気分が悪いことがあった次の日にも関わらず、この日は全員で取り掛からねばならない大きな任務があった。その帰り道である。
ジョ「何事もなく、成功して良かったですね、ブチャラティ」
ブ「そうだな」
ア「…」
フ「久しぶりにあの露店にでも行ってみますか?」
ミ「俺はパスだぜ、さっさと家に帰りてぇ」
ナ「いねぇなら意味ねぇよぉ」
すると雨が降ってきた。
ナ「あ、雨だ…」
フ「ね?だから降ると言ったでしょう?みんな持ってくのが邪魔だなんだと言ったこと、謝って欲しいですね」
ミ「わ、悪かったよ…」
フーゴの忠告のおかげで皆持ってきていた傘をさした。
ア「車まであとどんくらいだ」
フ「あと10分くらいです」
アジトから任務の場所まで遠かったので、車で来たものの、近くに停める場所がなく、少し離れたコインパーキングに車を停めていた。
ジョ「ん?ブチャラティ、あそこに人が…」
ブチャラティに向かって、ジョルノは倒れている人を指差した。
ブ「なにかあったのか?助けに…あっ…!!あれは…!」
ブチャラティは自分の傘を投げ捨て、倒れている人物の方へと走った。
ア「お、おい!ブチャラティ!ったく…行くぞ!」
アバッキオはブチャラティの傘を拾うとブチャラティを追いかけた。
4人も仕方なく2人の後を追いかけた。
ブ「!」
ブチャラティは倒れている人物の名を呼んだ。
一同「「「「「なにぃ!?」」」」」
ブ「!しっかりしろ!」
アバッキオは2人がこれ以上濡れないよう、ブチャラティの傘をさした。
「??ブチャラ…ティ…?」
ブ「もう大丈夫だ、俺たちがいるから」
「みんな…」
ブ「発作が起きたのか?」
「うん…」
ブ「なぜこんなところに…しかもこんなに濡れて…」
「…」
ブ「足まで挫いてるじゃあないか…一体…」
何があったのか聞こうとすると、ブチャティたちの前に車が停まった。
ヴィ「!!こんなところにいたのか!」
ヴィオレンツァはナランチャとミスタを押し退けてのそばへとやってきた。
何があったのか、そんなことは聞かなくても全員分かった。