Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
ア「なんだ…?今の表情は…」
フ「今の表情…」
ジョ「狂ってますね…」
ブ「どういうことだ…」
ミ「あいつ…今…」
ナ「なんでこの状況で笑うんだ…ブチャラティ、俺たちがの弟を助けに…」
ブ「無理だ」
ナ「なんで!スタンドを使えばきっと…」
ブ「もう骨組みが見えるほど、焼けてるんだ。しかもその骨組みが灰になりかけているほどに…きっともう死体さえ灰と化している」
ナ「そんな…」
ブチャティたちは怒り、疑念、悔しさ、そんな感情でいっぱいだった。
ヴィ「、今日はうちにおいで」
は泣いたまま返事をしなかった。
ヴィ「行こう」
ヴィオレンツァはの肩を支えながら自分の車が置いてある店へと歩き出した。
そしてすれ違うとき、ブチャラティ達の睨むような視線に気づいたヴィオレンツァはまたニヤリとほくそ笑んだ。
は涙が止まらず、ブチャラティ達の存在には気づかなかった。
〜ヴィオレンツァの回想〜
1ヶ月前
ヴィ「依頼金の20億リラだ、借金の80億リラは事が全て片付いたら渡す。頼んだぞ」
ギャングA「はいはい、たしかに20億リラ、受け取りました」
ヴィオレンツァが話していたのは、の家に借金を取り立てにきていたあのギャングたちであった。
その上あろうことか、ミオの殺害依頼をしていたのだ。
ギャングB「しかしあんたも酷いやつだねぇ、婚約者の弟を殺すなんて」
ヴィ「俺はおまけ付きの飾りが欲しいんじゃあないからな。余計なものがついていると逆に安っぽく見える。それにおまけの面倒まで見てられるかよ。」
ギャングC「期間はいつまでで?」
ヴィ「そうだなぁ、1ヶ月後、入籍する前の日にしよう。その日に殺せ。」
ギャングC「その日…ですか?」
ヴィ「あぁ、その日だ。その前に殺して婚約破棄だなんて言われたらたまったもんじゃあないからな。前の日であれば何が何だかわからず、断ったりはしないだろう」
ギャングA「ひぃ、考えることがこわいねぇ」
ヴィ「しくじるなよ」