Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
そしての勤務最終日
「今までありがとうございました」
店主「こちらこそだよ、ちゃん。ちゃんがいたからこの店は繁盛したし、名前を知ってもらうことができた。また食べに来るといい。うんとサービスするからね」
「ありがとうございます」
は少し涙を浮かべながらお辞儀をすると、最後の挨拶を終え、店を出た。
すると目の前には以前と同じ高級車が停まっていた。
そう、ヴィオレンツァが迎えにきていたのだ。
ヴィ「お疲れ様、、行こうか」
助手席のドアを開けながらヴィオレンツァは言った。
「うん、ありがとう…」
車に乗り込むと、以前とはまた別の高級レストランへと向かった。
ヴィ「そんな格好じゃ行けないぞ。後ろに着替えを積んであるから着替えてこい。」
ヴィオレンツァは後部座席を親指で指差した。
「着替えって…どこで…」
ヴィ「後ろでに決まってるだろ。窓にはスモークがかかってるから見えないようになっている。外で着替えなんて、この俺がさせるわけないじゃあないか」
「わ、分かった…」
は座席を移動すると、シックな膝丈の真っ黒なワンピースに着替えた。
ヴィ「いつも通り、俺に話を合わせろよ」
「うん…」
10分ほどするとレストランに着いた。
店からレストランまではそう遠くなかったが、ヴィオレンツァといるせいで、の体感ではかなり遠かったように感じた。
カランカラン
店員「いらっしゃいませ」
ヴィ「予約していたヴィオレンツァです」
店員「ヴィオレンツァ様、お待ちしておりました。ご案内いたします」
はヴィオレンツァと店員について行くと、人目に一番つきそうな席へと案内された。
店員「こちらになります」
店のスタッフが椅子を引き、2人が着席すると、メニュー表を起き、店員は離れて行った。
しばらくすると頼んだワインが到着した。
ヴィ「、今までお仕事お疲れ様。そして恋人最後の日に、乾杯」
「…」
カチャン
そう明日、2人はついに入籍をするのだ。