Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
ブチャラティたちが車で送ってくれると言ったので、は甘えることにした。
ミオは泣き疲れてしまったのか、車に乗るとすぐに寝息を立てた。
「ありがとう…一緒に探してくれて。みんなが一緒に探してくれなかったら、きっと見つけられなかった」
ブ「良かったな」
「うん。アバッキオ、ごめんね、さっき手振り払ったりして」
ア「気にしてねぇ」
フ「お店…本当に辞めてしまうんですか?」
「うん。結婚も、辞めるのも、できるだけ先延ばしにしてたんだけど…あんなこと言われちゃったら…ねぇ」
ジョ「…」
フ「…寂しくなりますね…」
「またどこかで会ったら、声かけてね」
フ「もちろんです」
「ジョルノも食べにきてよ、私がいなくなる前に…あと2週間くらいはいるはずだからさ」
ジョ「そうですね…」
みんなで話していると、あっという間にアパートに着いてしまった。
とミオはお礼を言うと、アパートの中へと入っていった。
ジョ「弟のために結婚…という感じですか」
ブ「あぁ」
フ「でもそれじゃあ彼女の幸せはどうなるんですか…」
ブ「借金からの解放と、弟の面倒を見てもらえる代償だと言っていた」
ア「どんだけ自分を犠牲にする気なんだ…」
ブ「優しいんだ…優しすぎるせいで自分の首を絞めているんだ…」
フ「そんな…あまりにも可哀想だ…」
ジョ「さんは、スタンドを持っているのでしょうか?」
皆俯いていた顔を上げた。
ブ「今までに一度も見たことは無いが…」
ア「だがにはスティッキィ・フィンガーズも、ムーディー・ブルースも見えていた」
フ「ですが、スタンドはスタンド使いにしか見えない。つまりさんもスタンドを持っているということになります」
ジョ「さんだけが特別なのでしょうか?」
ブ「今度改めて聞いてみる必要があるな」
ジョ「そうですね」
ブチャラティたちはこの日バーに行くのをやめ、解散した。