Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
月明かりに照らされ、ポツンと佇む祠の前に1人座っているミオを発見した。
ア「見つかったようだな…」
アバッキオはリプレイを止めた。
「ミオ!!」
ミオ「ぐすっ…ぐすっ…お姉ちゃん…?」
の声にミオはこちらを振り返った。
はミオにかけ寄り抱きしめた。
「よかった…よかった…!!」
ミオ「お姉ちゃん…うわぁーん」
「大丈夫?怪我はない?」
がミオの顔を覗き込んでいうと、ミオはコクコクと頷いた。
「よかった…どうしてこんなところに1人で来たのよ…!こんな遅い時間まで…!どれだけ…どれだけ心配したと思ってるの!!」
ミオ「ごめんなさい…ごめんなさい…!!」
泣きながら言うミオにも泣きながら今度は優しい声色で話した。
「無事でいたならそれでいいよ…でもどうして家にも帰らずこんなところに来たの?」
ミオ「学校で…学校で言われたんだ…誕生日の日の16時から日付が変わるまでこの森の祠の前にいれば、どんな願い事も叶うって…でも…暗くて…すごく怖かった…」
「そんな…」
この時この場にいたミオ以外は皆思った。そんな話は嘘である、と。
「…どんな願い事を叶えたかったの?」
ミオ「…お姉ちゃんと一緒にいる時間をもっと増やしてくださいってお願いしたんだ…」
「はぁっ…」
は言葉を失った。
涙が溢れた。そして思わずミオを抱き寄せた。
「ごめん…私のせいで…寂しい思いさせてごめんね…そうだよね…もっと一緒にいたいよね…ごめんね…」
ミオはブンブンと首を横に振った。
「ずっと一緒にいよう…お姉ちゃんもうお仕事辞めるから…」
ミオ「え…?」
「ミオに言ってなかったんだけど、お姉ちゃん結婚するの…ミオも一緒に暮らそうって言ってくれたんだ…だからもうずっと一緒だよ」
ミオ「本当に…?」
「うん」
ミオ「うわぁーん!!」
嬉しさからか、安心からか、ミオはまた泣き出すとに抱きついた。
はミオが落ち着くまで頭を撫でてあげるのだった。