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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第2章 再会


「どうせあなたたちは事が起こらないと、事件が起きないと、誰かが死なないと、動いてはくれない。いいえ、動いても、お金を渡されれば無かったことにする。ここに頼った私が間違いだった。もういい。」

は眉をひそめながらそう言うとブチャラティの手を外して出ていった。

ア「!」

するとなんと1番初めにを追いかけたのはアバッキオであった。











ア「!待つんだ、!」

怒りに任せ、歩いていたの手をアバッキオが掴んだ。
2人の後を追った3人も遅れてやってきた。

「離して!」

は振り返り、アバッキオの手を思い切り振り解いた。
しかし、それでもアバッキオの手は離れなかった。

ア「離さねぇ!」

「一刻も早く弟を、ミオを見つけ出さないといけないの…!」
涙をこぼしながら、は言った。

ア「俺が…俺が探し出してやるから…必ず見つけ出してやるから…泣くな…」
いつも仏頂面をしているアバッキオからは想像もつかないほど儚い表情で、の頬に手を添えると、の涙をそっと拭った。

「ぐすっ…探したの…探したんだよ…たくさん…いろんなところ探し回ったの…ぐすっ…でもいないの…いなかったの…ぐすっ…」

アバッキオが視線を落とすと、合わない靴で走ったからなのだろう、の足は所々靴擦れで赤くなっていた。

ア「あぁ…分かってる…、弟は家に帰ってから出かけたようだったのか?」




その様子を少し後ろで見ていたジョルノが言葉を発した。

ジョ「探すなら僕のスタンドで弟さんのものを生き物に変えれば…」

ブ「いや、今回はアバッキオにやらせてやってくれ」

フ「探し出すなら、ムーディーブルースも得意ですしね」

ジョルノの申し出をブチャラティが引き止めたのだった。




「いや、カバンがなかったから多分家には帰ってきてないと思う」

ア「じゃあ学校のあたりから見てみるか、、弟の小学校に案内してくれるか?」

「分かった」

そしてが進む方向に、4人はついていった。
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