Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
次の日の夕方、ブチャラティは店が終わる頃の元へと向かった。
「お疲れ様でした!」
店主「お疲れ様!」
そんな声が店から聞こえると、が出てきた。
「!?…ブチャラティ…」
ブ「体調は大丈夫か?」
「うん…昨日はありがとう…」
2人の間に少し気まずい空気が漂った。
ブ「これから少し時間あるか?」
「…昨日のことを聞きたいの?」
は俯いた。
ブ「あぁ」
「何もないよ。だから話すことはない」
そう言ってはスタスタとブチャラティの横を通ろうとしたが腕をガッチリと掴まれた。
ブ「何もないわけないだろう…?なぜ隠す…?俺たちには…俺には…本当のことを話してくれ…」
がブチャラティの方を振り返ると、泣きそうな顔で話していた。
「!?」
ブ「頼む…」
「…分かった」
はブチャラティの弱いところなど、見たことがなかった。
それ故、そんな表情を見せられては断れなくなってしまったのだ。いや、自分も誰かに話を聞いて欲しいと思っていたのかもしれない。
そんなことを思いながらは了承した。
2人は前に歩いた公園へとやってきた。
ブ「単刀直入に聞こう。ヴィオレンツァはどんなやつだ?」
「…良い人よ…他の誰かがいるときはね」
ブ「2人の時は?」
「みんなが思ってるような人では…ないね…」
ブ「昨日が心臓を押さえ、よろけるところから見ていた。やつが支えていたんで行かなかった…いや行けなかったんだ。だからあの時のやつの言葉は全て嘘だと分かってる。やつはいつも、発作が起こるとあんな風に放ったらかしにするのか?」
はフッと笑って小さく頷いた。
ブ「…本当にこのまま結婚するつもりなのか…?」
「…うん…」
ブ「なぜだ…」
「そうだな…1番はミオの面倒を見てくれるって言われたからかな…大学にも行かせてくれるって言ってくれたの」