Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
ミ「てかなんでジョルノものことを知ってるんだ?」
ナ「確かに。ジョルノの前での名前が出たことはなかったよな?」
ジョ「前に彼女が花が折れてしまって泣いていたから、それを直してあげたんです。」
ア「花が折れて泣いた?どういうことだ」
ジョ「なぜ折れたのかは分かりませんが、手に持っていた一本のひまわりが折れてぐしゃぐしゃに萎れていたんです。それを抱きしめて泣いてました」
フ「花にまで優しいなんて、やはり素敵な女性ですね」
ジョ「…待ってください…」
他一同「「「「「??」」」」」
ジョ「手にはぐしゃぐしゃの花を持って、泣いていた…それにその時さんはびしょ濡れでした…雨も降っていないのに…」
ナ「そんな…」
ミ「それぜってぇ…」
ブ「あぁ、十中八九、ヴィオレンツァだろう」
ア「だが野郎のことだ。そんな人目につくようなところでそんなことするか?」
フ「僕も思いました。さっき聞いた感じや周りの評判から考えると、そんなことをするとは思えません。」
ジョ「じゃあアバッキオやフーゴはさんに危害を加えている人間がまた別にいると?」
フ「確信はありませんが…その可能性もなくはないと、僕は思います。」
ア「俺もだ」
ブ「まあどちらにせよ、俺たちはしばらく見守るしかない」
一同は暗い顔をしたまま解散した。
ナ(なんでだよ……いつも俺たちといる時のような笑顔でいてくれよ…)
ミ(と一緒にいるときはあんなに楽しいのに…いないところでの話をするといつもこんな感じになっちまうぜ…なんで隠すんだよ…俺たちに話してくれよ…)
フ(あなたにはいつも笑っていて欲しいのに…)
ア(俺たちに助けを求めればいつでも救ってやるのに…)
ブ(…頼むから俺たちに助けを求めてくれ…でないと俺たちは…に何もしてやることはできない…)
ジョ(さん…救い出しますから…もう一度僕が必ず笑顔を取り戻して見せます…)
皆それぞれ想いを抱えながら、帰路に着いたのだった。