Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
「ブチャラティ?」
ブチャラティの方からはジッパーをつける音が聞こえた。
「ま…まさか…」
ブ「クローゼットをトイレにしましょう、どうぞ」
「はぁ…やっぱり…」
は顔に手を当て、あちゃあ、と言うような表情をした。
ト「えっ、どうぞって」
ブ「今、トイレに行きたいと…」
ト「なっ…!」
ブ「この下はどこに続いているのかわからんが、多分亀は平気でしょう。結構栄養にするかも」
ト「あっ…あたし、何を言ってるか理解できないんだけど!」
「当たり前だよね…トリッシュ、どこかでトイレを見つけたら私と一緒に行こう。それならいい?ブチャラティ」
ブ「なぜこれじゃダメなんだ?」
「なんでとかじゃなくてクローゼットでトイレを済ますなんて女の子は無理なのよ…」
は頭を抱えた。
すると上からジョルノが呼びかけてきた。
ジョ「ブチャラティ、車が用意できました」
ト「あっ…」
「あ、ジョルノ」
ブ「よし、安全を確認したら出発だ」
ジョ「分かりました」
ブチャラティはジョルノの声が聞こえなくなったので、そちらを気にした。
ブ「ジョルノ、どうかしたか?ん…」
すると今度はとトリッシュの声がしないことに気がついた。
ブ「?トリッシュ?」
よく周りを見渡すと、ソファの後ろの戸棚にトリッシュの腕が引き摺り込まれていくのが見えた。
ブ「なっ…!!なんだってー!!」
ブチャラティは急いで見えているトリッシュの腕を掴んだ。
ブ「トリッシュ!は…はもう引き摺り込まれてしまったのか!?なっ…ば…バカな…トリッシュ!」
戸棚の中を見るとトリッシュはサイコロのように切られていた。
ブ「スティッキィ…あっ…」
ブチャラティがスティッキーフィンガーズを出そうとするとブチャラティもサイコロのように切られてしまった。
ブ(しまった…スタンドだ!それも遠隔操作の!しかし…このパワーは遠隔操作のそれじゃあない!一体…!)