Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
ミ「確かにそうだな…」
ア「フーゴの言うことももっともだぜ」
ナ「んーじゃあ、ブチャラティの指示を聞こうぜ」
するとジョルノが徐に動き出し、車を一台ゴールドエクスペリエンスで殴った。
フ「な…何やってんだ、ジョルノ」
ジョ「1台盗めばすぐ見つかってしまう。だが、100台盗めば?」
ゴ「おおおおおおっ!!」
ゴールドエクスペリエンスは次々に車を殴った。
4人「「「「うぉ…」」」」
ジョ「なくなる車が1つでなければ、そして、さらにあちこち離れた場所でバラバラの状態で車が見つかったとしたら…盗難車の捜索は困難になり、ヴェネツィアに到着するまでくらいの時間は余裕で稼げるかと」
殴られた車や壊れた部品は、カエルへと姿を変え、四方八方に移動していった。
ナ「なるほどよぉ」
ミ「ヒッチハイクよりかなりマシだなぁ」
ア「フン、まぁいいだろう」
アバッキオはジョルノの近くに行き、亀を渡した。
ア「ジョルノ、お前からブチャラティに知らせろ」
ジョ「ん…」
ア「ほらよ、俺たちは車を手に入れてくる」
アバッキオとフーゴは車の方へと向かっていった。
その頃亀の中では…
「ここからはゆっくりできると思ったのになぁ…早く寝ようと思ってたのに…ふぁーあ」
ブ「ここから車に移動したら少し寝たらいい」
「そうさせてもらおうかな…」
するとトリッシュが椅子の上に上がり、天井に手を伸ばした。
ブ「椅子から降りてください。今外はとても危険だ」
「あ…」
ブチャラティは厳しくトリッシュに言った。
ト「あのですね、ブチャラティさん。もしよろしければ、ごくくだらない質問になら答えていただけるのかしら」
ブ「質問による」
「ブ、ブチャラティ…」
ト「トイレはどうすればよろしいのでしょう?まさかオシメでもしろって言うのかしら」
トリッシュも強い口調で言った。
「あぁ…」
ブ「なるほど…もっともな質問だ」
ト「よかった、分かってもらえたようね」
するとブチャラティが立ち上がりクローゼットの近くに行った。