• テキストサイズ

Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第7章 第三指令


ジョ「彼女は意志の強い人ですね…泣き言一つ言わない」

はソファから立ち上がり、トリッシュのソファの肘掛けに腰を下ろした。

ア「ん?」

「ねぇトリッシュ」

ト「なに?」

「トリッシュの趣味教えてよ」

ト「趣味?何よいきなり」

「いいじゃないの教えてよぉ、さっき私が怪我した時にはあんなに優しかったのに」

ト「それは…」

ア「なにっ?」

ジョ「怪我したのか?」

フ「どこを怪我したんですか?」

「かすり傷だよ、もう治ってる。それでトリッシュの趣味は…」

はトリッシュにまた話しかけた。

ジョ「なんでその時に…」

ナ「もうその辺にしときなよ、は多分トリッシュの気を紛らわせようとしてんだ。あんま割り込んだら嫌われるぜ?」

フ「なるほど…」

ア「んん…」

ジョ「ナランチャは意外とそういうところ鋭いんですね」

ナ「意外ってなんだよ意外って」

ア「意外以外の何者でもないだろ」

ナ「ぶふっ!聞いた?ミスタ!意外以外とかアバッキオが普段言わないようなギャグ言ってるよ!」

ミ「…」

ボカッ!

ナ「いってー!」

ア「くだらねぇこと言ってっからだ」

ナランチャはアバッキオにゲンコツをくらい、ミスタはボーッととトリッシュの方を見ていた。

「えー!歌うことが好きなの!?私も好き!!日本にカラオケってあるの知ってる?」

ト「何それ」

「個室で、思いっきり歌うことができるの!伴奏と歌詞だけが流れてきて、自分の声でちゃんと歌えるんだよ!そうなんでしょ?ジョルノ」

ジョ「あ、う、うん」

トリッシュが頭にクエスチョンマークを浮かべた。

「ジョルノはね、日本出身なんだよ。カラオケ以外にも日本にはいろんなものがたくさんあるの、行ってみたいんだよね、私。トリッシュは行ったことある?」

ト「ないわ」

「なら全部終わったらさ、一緒にカラオケしに、観光しに日本に行こうよ!」

ト「…いいわよ」

「ほんと!?楽しみだなぁ…日本に行ったらさ…」

心なしかトリッシュの顔は少し気分が晴れたような表示になっていた。
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp