Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
トリッシュは不満気ながらもの言葉に頷いた。
ブチャラティは落ち着いた様子のトリッシュを確認してから、に話しかけた。
ブ「ミスタのことを連れてくる。トリッシュと中に入っていてくれ」
「私も一緒に行くよ、トリッシュ、先に入っててくれる?」
ト「分かったわ」
トリッシュが亀の中に入ると、ブチャラティは亀をポケットに入れた。
2人はミスタの元へ行った。
「あちゃあ…やっぱ弾少し入っちゃったかぁ…」
ブ「治せるか?」
「このくらいなら大丈夫だと思う。いやでも胸ないとか言ってた仕返しにこのままにしといてやろっかな」
No.6「えー!治してやってくれよー!」
ブ「戦いに行ったので許してやってくれ」
ブチャラティは微笑みながら言った。
「えー?No.6とブチャラティが言うならしょうがないなぁ」
もちろんも本気で治さないつもりではなかったため、快く前にミスタのコブを治した時と同様に、ポピーの花を咲かせた。
するとみるみる傷が塞がっていった。
「塞がったね」
ブ「あぁ…」
「んー?」
はミスタの傷を見ながら返事をした。
ブ「ありがとう」
「当たり前でしょ?あんなこと言ってもミスタだって仲間なんだから」
ブ「そうじゃない。トリッシュだ」
「え?あぁ…別にお礼言われるようなこと何もしてないよ」
ブ「俺は気の利いた言葉一つかけてやれなかった」
「ブチャラティは優しいけど不器用だもんね」
ブ「そうだな…彼女を1人にしない方がいいと思って、俺だけでミスタを連れてくると言ったんだが、なぜも一緒に来たんだ?」
「ああいうときは少し1人になって落ち着きたいかなと思って。まぁ厳密に言えばジョルノ達がいるし、敵の目もあるから完全に1人にはさせてあげられないけど、感情を表に出したことを知らない人たちの前だったら、まだ落ち着けるかなと思って」
ブ「…」
「分からないよ?もしかしたらそばにいて欲しいって思ってたかも知れないけど…そしたら申し訳ないな…」
は申し訳なさそうに微笑んだ。
すると