Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
ジョ「そうだ…女性は体に脂肪が多いから男性より体温が変化しにくいってことを、以前何かで読んだことがあります…女性は老化に強く、男性より寿命が長いと言う説もあるそうです…さっきからちょっと暑いと思いませんか…?敵はほんのちょっとだけ変化する体温差で、老化のスピードを区別しているのです…男は速く…彼女は遅ければそれでいい」
「ナランチャは何も飲んでいない上に動いていたから1番老化が進んでるのね」
トリッシュはおもむろに動き出すと氷をナランチャに当てた。
すると途端にそこだけ若返った。
ミ「こ…これは…ジョルノとが言った通りだ!俺たちは冷やしていたから老化のスピードが遅くなっていたんだ!体を冷やすんだ!みんなの体を氷で冷やすんだ!」
ミスタは冷蔵庫から氷を取り出した。
ブ「待てミスタ!その氷はお前が持っていかなければならない!」
ミスタが製氷器の中を覗くと、ここに残っていた氷はわずかだった。
ミ「あっ…こ…これだけか…」
ブ「この敵を始末することには変わりはないのだ。ミスタ、お前がその氷を持って敵を倒しに行くんだ。氷が溶けてスタンドパワーと体力がなくなる前に!」
ミ「わかったぜ…」
「待ってミスタ」
ミ「なんだいってらっしゃいのチューか?」
「違うよ…これ」
ミ「これは…」
はミスタに先ほど咲かせた千日紅とリンドウを一輪ずつ渡した。
すると受け取ったミスタの手は少しだけ若返った。
「そんなに長いこと効果があるわけではないと思うから時間がないことに変わりはないけど…」
ミ「ありがとよ」
ギュッ
ミスタはを抱きしめた。
「うん」
はミスタを抱きしめ返した。
ブ「ミスタ、時間がない」
ブチャラティはミスタをから引き離した。
ミ「そ、そうだな、それじゃあちょっくら行ってくっからよ。出てきちゃあダメだぞ?いい子で待ってろよ」
ミスタはの頭に手をポンと置くと、亀の外へ出ていった。