Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
ナ「ゴホッゴホッゴホッ、ゲホッ!!うぅ…」
「ナランチャ大丈…え…?」
も異変に気づいた。
しかしナランチャはそのままバナナの皮を剥き始めた。
ミ「おい、何か垂れているぞ?気持ち悪ぃなぁ…なんだ?それ、おい」
「歯…?」
ナ「なんかこのバナナ食えないよぉ…コホッ、干からびててさぁ…コチコチに硬いんだよぉ」
ミ「なぁんだ…何かの冗談かよおめぇ…あはははっ、ビックリするぜ…なんかそれ、歯みたいに見えたんだよなぁ…ちょっと気持ち悪くって、いまいち笑えねぇギャグだよ、ほら、だってビビっちまってんだろ…?何、口から垂らしてんだよ」
ナ「え?また何か言ったかい?ミスタ」
髪は白くなり、掠れた声になったナランチャがまた耳に手を当て言うと、ミスタの方を向いた。
「はっ…」
ミ「あっ…」
ナ「小さいんだよ、声がぁ。よく聞こえなかったんだけどさぁ。だからさ、このバナナボロボロなんだってばぁ!く…食えないよこれ…ヒッ…ヒッ…全部干からびちゃってるもん…こ…ここのフルーツ…」
「ナランチャ!」
ミ「な…なんだ!お前!」
ト、ブ「「!?」」
トリッシュとブチャラティも二人の言葉にナランチャの方を見た。
ナ「よく聞こえなかったかい?それじゃあ…」
ミ「なんかお前の顔おかしいぞ!」
ナ「もう一遍大きい声で言うねぇ!」
ミ「ナ…ナランチャお前…!」
ナ「いいですかぁ?バナナが食えたもんじゃあないんだってばぁ!ほらぁ」
ナランチャはミスタにバナナを持って近づいた。
ミ「うっ…」
ナ「ボソボソに崩れるんだよぉ、古いんだよぉ、これぇ」
「ナランチャ…」
ミ「ブチャラティ!」
ブ「分かってる!スタンド攻撃だ。て…敵がいるのか?この列車の中に!」
ナ「あぁ…何?なんだ?この白いのは…この…僕の頭から取れてきたぞ!何よ、これぇ!」
皆変わり果てたナランチャの姿に怯えた。
ジョ「うう…どうしたんです…?何か…あったんですか…?」
4人「「「「あぁっ!!」」」」
4人が見るとジョルノもフーゴもアバッキオもナランチャと同様、歳をとっていた。