Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第7章 第三指令
飲み物を頼んだ3人はそれを飲んだ。
そしてナランチャとミスタとブチャラティは天井を見張り、フーゴとアバッキオとジョルノは寝てしまった。
「トリッシュ」
ト「…」
「トリッシュ!」
は雑誌を読むトリッシュを小声で呼んだ。
ト「あっ…なに?」
「ねぇ教えて欲しいんだけど…」
はもじもじしてなかなかその先を言わない。
ト「?」
「…何食べたらそんな大きくなるの?」
は恥ずかしそうにトリッシュに聞いた。
ト「は…?」
「い、いや、トリッシュまだ15でしょ?何を食べたらそうなれるのかなって純粋に…」
ト「さっきのこと気にしてるの?」
「い、いや、そんな!き、気にしてなんか!」
ト「気にしてるのね」
「…。はい、少し気にしてます。だって私18なのよ?それが15の子に負けるって…いや勝ち負けとかじゃないのはわかるけど…」
ト「健康的な食事、睡眠をとることね」
「今からやれば私もトリッシュみたいになれる!?」
ト「さぁ。でも難しいかもしれないわね。今のあなたたちを見てるとそんな生活はできそうにないだろうし、なにより成長期にそれをすることに意味があるから」
「ガーン…ブチャラティ…助けて…」
は気を落としブチャラティを見た。
ブ「ん?どうした?」
「なんでもない…」
ブ「??」
からズーンという効果音でも聞こえそうなほど、落ち込んでいた。
ト「でも18ならこれから成長する可能性もなくはないわ」
「ほんと!?そうかな!?まだ遅くないかな!?」
はトリッシュの言葉にパァッと笑顔が輝いた。
ト「えぇ、今からやればね」
「頑張ろ。ブチャラティ、私は今日から規則正しい生活をするね、任務があっても食事はしっかり3食食べる」
ブ「あ、あぁ…」
話が聞こえていないブチャラティはいきなり何のことかと思った。
「ありがとう!トリッシュ!」
ト「えぇ。…あなたがみんなから好かれる理由が分かった気がするわ」