Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第6章 第二指令
フ「ジョルノ!お前の命懸けの行動!僕は敬意を表する!」
ジョ「うう…いえ…フーゴ…命懸けというのは僕のことじゃあない…僕はただ予想を立て…その通りに行動しただけ…命懸けというのはアバッキオのことです…今…彼の手は重傷のはずです…命がどうなろうとも、鍵を守ったのは彼であり、そして、アバッキオがここまで鍵を運んでくれなかったら…敵は倒せなかった…僕のことよりも…彼の手当てを…」
そういうとジョルノは力無く周りをキョロキョロし始めた。
フ「何か探して…はっ…!どこだ!!あぁっ…!」
見回すと、フーゴはがイルーゾォから少し離れた所で倒れているのを発見した。
そう、は危険を感じ息を止め、すぐ引き返したものの、間に合わず接触してしまっていた。
フ「!!」
フーゴは駆け寄り、しゃがむとを膝に抱えた。
「フーゴ…無事だったのね…良かった…」
フ「あぁ」
「でもだめ…離れて…私もウイルスに…感染しちゃった…離れて…」
の手足は先ほど感染したジョルノやイルーゾォのようになっていた。
フ「はぁっ」
するとジョルノがフラフラとやってきた。
「ジョルノ…生きてたの…?」
ジョルノはもう死んだと思っていたの目からは涙がポロポロと溢れた。
ジョ「うん……大丈夫…少し辛いが…我慢して…ゴールドエクスペリエンス…」
ゴールドエクスペリエンスは先ほどのように血清をに注入した。
「ううっ…ぐっ…ううっ…あぁっ…!!」
フ「!!」
「うぅっ!!はぁ…」
治ったは息をつくとバタンと倒れた。
ジョ「また危険な目に合わせてしまった…すまない…」
ジョルノはの手を握ると、と同様、バタンと倒れてしまった。
フ「!ジョルノ!大丈夫か!?」
その様子を聞いていたアバッキオは切った腕から血を流していた。
ア「はぁ…はぁ…くそっ、ジョルノ…のことまで危険に晒しやがって…ボコボコに…ぶん殴ってやろうと思ったが…手がこんなんじゃできねぇか…いずれってことにしといてやるぜ…」