Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第6章 第二指令
ジョ「…いいのか?アバッキオについて行かなくて」
「フーゴを見捨てては、行けない」
ジョ「あのまま一緒にアバッキオの方へ行くかと思っていた」
「私はフーゴを助けたい、そう思った。だからジョルノとここに残った」
ジョ「…」
「私ね、前にジョルノが船で話した時に言った、"怖いからと言って逃げるようなことはしたくない、正しいことをしたい、自分の心の声に従って生きたい"って言葉がすごく心に残ってるの。私その言葉を聞いた時に決めたんだ。私もそう生きようって。ジョルノは私の中でお手本となる生き方をしてる人。尊敬する人なんだ。そして、今回は私の心の声はここに残ってフーゴを助けて、敵のことを探るのが、正しいって言った。だからここに残ったの」
ジョ「…ありがとう。嬉しいよ。こんな状況が恨めしいよ。普通の状況ならここで抱きしめて君への想いを伝えたい…しかし今は時間がない」
「そうだね。私は鏡が敵スタンドの能力を探るヒントになると思うんだけど、ジョルノは?」
ジョ「僕もそう思う。フーゴには敵スタンドが見えていて、僕たちには見えなかった」
「そういえば、アバッキオが走って行く時…鏡の反射みたいに一瞬眩しくなかった?」
ジョ「僕は思わなかったが…もしかしたら鏡が移動しているのかもしれない。さっきパープルヘイズが割った鏡を元に戻してみよう」
「うん」
ジョ「僕がパープルヘイズを刺激しないよう鏡を取ってくるから待っていて」
ジョルノはそう言うとそっと鏡をとってきた。
ジョ「はめてみよう」
2人は鏡を元通りにはめてみると、やはり何枚か足りなかった。
ジョ「おかしい…大きな破片は全て拾ったはずなのに…」
「粉々になってる感じじゃなかったもんね…やっぱり…」
ジョ「うん、鏡が移動、もしくは何枚か持っていかれている」
「フーゴだけが鏡の中の敵を見れた…そして割れた破片が何枚か消えている…」
2人が考えていると
チャリン
、ジョ「「ん?」」
2人は音のする方を振り返った。
「あっ…!!」
ジョ「あれは…!」