Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第6章 第二指令
ア「先を急ぐぜ、、ジョルノ!」
アバッキオはようやくの口から手を外し、歩き出した。しかし2人は動かない。
ア「ん…おい、!ジョルノ!ぼさっとしてんなよ!行くぞ!」
「アバッキオ…」
ジョ「質問します。行くってまさか、鍵を取りに行こうというのでは?今危機が迫っているフーゴを見捨ててですか」
こう質問されたアバッキオは鬼の形相でジョルノを睨みつけ、ジョルノの胸をつつきながら言った。
ア「言葉に気ぃつけろよ、貴様。いいか?俺たちの任務は鍵を取って娘を安全にボスの所まで護衛することだ!フーゴを助けたいのは俺もお前と同じ気持ちだ。だが鍵を取ることが最も大切なことなんだ!もし今フーゴの代わりに俺が襲われているのだとしても、俺は見捨てて欲しいと思う」
「そんな…」
ジョ「言葉を返すようですが、そうは思いません!」
「ジョルノ…」
ジョ「フーゴは危機に陥っていますが、敗北したわけではありません!命を懸けて、彼を助けるべきです!それに、敵の能力の謎を解かずに動くのは、僕らにとっても危険です!」
ア「違う!4人とも全滅する危険を冒すことがマズいんだ!もう一度言う!先へ進むぜ!来い!」
ジョ「拒否します!ここで謎を解き、フーゴを助けて敵を倒す。それが、みんなの安全を守ることです!」
ガシッ
アバッキオはジョルノの胸ぐらを掴んだ。
「ちょっとアバッキオ!」
ア「この状況では先輩である俺の命令が絶対だ!それを拒否するってんだな!」
ジョルノは決意の硬い目でアバッキオを見た。
ジョ「…」
アバッキオはジョルノを突き放した。
ア「覚悟してろよ!ただしてめぇが生き残ったらの話だがな!行くぞ!」
アバッキオはの手を掴んで走り出そうとした。
しかし
「いや!」
もアバッキオについて行くことを拒否した。
ア「なっ…」
ジョ「!?」
「私はジョルノと一緒にいる!私もフーゴを見捨てるなんて出来ない…」
ア「チッ…なら勝手にしろ」
アバッキオは1人で行ってしまった。
「…っ、なに…今一瞬…」
アバッキオを見届けるはどこかからキラッと光るものが目に入ったような気がした。