• テキストサイズ

Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第6章 第二指令


「あぁ…」

ジョ「何してるんです…?」

ア「脚についたヨダレをこすってるのかな…いつも怒っているような顔をしているが、神経質なやつで体の汚れが気になるらしいんだ。言うなれば、スタンドの癖ってやつかな」

「スタンドの癖…」

パープルヘイズはピカピカになった太ももを見て、満足そうにした。

パ「グフッ!ん?うげっ!」

しかし今度は太ももをこすった腕を見て、また両腕を擦り合わせた。

パ「んっ、ぐげっ、ううっ」

そのせいでどんどん唾液が広がっていく。

パ「うげっ!げごげっ!」

そしてそれを綺麗にしようと腕を舐めると、また太ももに唾液が落ちた。

パ「うげっ!げごげっ!」

その様子を3人はずっと見ていた。

「なんか…フーゴとは全然違うね…」

ジョ「スタンド自体に知的さはほとんどないみたいですね」

ア「凶暴な面だけを発現させているのだからな。そしてそれは、フーゴにはあのパープルヘイズが見えてねぇって証拠だ。完全にコントロールできてねぇ。じゃあなきゃあ、あんな行動はさせねぇ」

その間もずっとパープルヘイズは体中をこすっていた。
しかし次の瞬間

「あ、動いた!」

パ「うばしゃぁぁぁ!」

パープルヘイズが鏡を割った。

「鏡を割った!」

ア「やはりな…フーゴはコントロールできてねぇ!また訳のわからねぇ所を攻撃しやがったぜ」

ジョ(いや…訳の分からない所だろうか?やはりあの鏡に何かあるんだ!)

「訳の分からない所じゃあないと思う…」

ア「ん?」

ジョ「あっ」

「フーゴは仕切りに鏡を気にしてた…それを今パープルヘイズで割ったんだよ。フーゴは頭がいい。ただ鏡を割るなんて、そんな無意味なことをするような人じゃあない。私たちに鏡を割ることで何かを伝えたいんだよ、きっと」


/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp