• テキストサイズ

Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第6章 第二指令


ア「近づくなよ。パープル・ヘイズが拳を使う時、何者もそばにいてはならない」

すると上空に飛んできたもう1匹のカラスが口からいろんなものを吐き出し、体からは血が吹き出し、また落ちてきた。

「ど…どうして…なぜカラスがあんなことに…」

ア「殺人ウイルスだ…あれがフーゴのスタンド、パープル・ヘイズの能力」

「え…」

ジョ「ウイルスですって?」

ア「やつの手の甲を見ろ」

2人「「あ…」」

ア「やつが拳で殴ると、あのカプセルが破れる。そして中から吹き出すってわけだ。ウイルスが!」

「は…」
は息を飲んだ。

ア「ウイルスは空中にまき散らかされ、呼吸か、皮膚接触で体内に侵入する。そして獰猛に増殖。約30秒で相手を発病させ、即死させる。しかも一旦ウィルスが撒かれたなら、そばにいる者は仲間だろうと敵だろうとお構いなし。あのカラスのようにあらゆる代謝機能を侵害され、内側から腐るようにして殺されるのだ。もちろんスタンドもだ」

「じゃあいったんばら撒かれたらどうしようもないってこと…?」

ア「そういうことだ」

ジョ「射程距離はどのくらいですか?」

ア「5メートル。今フーゴは、やつから5メートル以内のどこかで操作しているはずだ」

ジョ「それも重要ですが、ウイルスの射程距離は?ウイルスの感染はどのくらいの距離までですか?」

ア「ここまで離れれば心配ない。カプセルの外に出たウイルスは、室内ライト程度の光に数十秒当たると完全に死滅する。だからあのカラスの死体もそろそろ日光で殺菌される。獰猛!それは爆発するかのように襲い、そして消える時は嵐のように立ち去る。まさにフーゴの凶暴性を象徴したようなスタンドだ」

アバッキオの言葉に3人がパープルヘイズの方を見ると、パープルヘイズの太ももに自分のよだれがついた。

パ「うぁ!?うげっ!げげげげ!ごげっ!」

パープルヘイズは変な声を出しながら一生懸命唾液のついた太ももをこすった。

/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp