Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第5章 第一指令
ジョ「じゃあ何をしてそうなったんだ」
ジョルノの声は少し怒っていた。
「私がうかつだった。ただそれだけだよ」
ジョ「僕はどんな意識でいたのか聞いたんじゃあない。二度言わせるな。どんな行動をしてそうなったんだ」
「…」
ナ「もしかして、プレゼントを取った時か…?」
ブ「プレゼント?」
ナ「うん、ボスの娘に頼まれた化粧品買う時、にもプレゼントしたんだ。それを燃えないように車から取ったときか?」
はコクコクと頷いた。
ジョ「何があっても自分の命を優先しろと言っただろ!そんなものを取りに行って死んだりしたら…」
「ジョルノ、そんなものはひどいよ。」
ミスタを除く一同「「「「「あ…」」」」」
「せっかく初めてくれたプレゼントだよ?もちろんあと先考えずに行動したのは私が悪いけど…でも私にとっては命と同じくらい大事なものだった。それをそんなものって言い方はいくらジョルノでも許せない」
ジョ「…」
ブ「生きて帰ってきたんだ。怪我くらいで済んでよかったじゃあないか。も気持ちは分かるが、これからは気をつけるように」
ブチャラティはジョルノを宥めるように言うと、を少し咎めた。
フ「というか、何お前も経費を私的なプレゼントに使ってるんだ」
ポカッ
フーゴは軽くナランチャの頭を叩いた。
ナ「はぁ!?経費じゃねぇし!ちゃんと俺自分の財布から払ったよぉ!」
フ「ふーん、まあならいいが」
ナ「謝れ!」
フ「疑われるようなことするのが悪い」
ジョ「はぁ。いいか?今回は怪我で済んだが、もしかしたら死んでいたかもしれないんだ。例えどれだけ大事なものが犠牲になったとしても、自分の命を優先するように」
「はい…ごめんなさい」
は少し涙目になった。
それをみたアバッキオは黙って頭を撫でた。
ジョ「の怪我はナランチャのせいではないようですし、僕はナランチャは立派に敵を阻止したと思います。にプレゼントを買うこと以外、彼は全てにおいて的確な行動をしたと思います。それに敵の暗殺者チームに感づかれた今、賢明なボスなら、きっと何か逃げる方法を指示してくるはずです」