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Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第5章 第一指令


ナ「俺がむやみにやたらに撃ってると思ってんのかぁ!?さっきもお前を撃とうとしたんじゃあねぇんだ。けどちっぽけな弾だったんで、ちと火がデカくなるのに時間がかかって焦ったけどよぉ!」

すると車から火の手が上がった。

ホ「何!?うぉぉ」

ナ「こっちだ!」

「っ…」

ナランチャはの手を引き寄せ、覆いかぶさった。
そして次の瞬間


ドガァァァン!


その車は爆発した。

ホ「うわぁぁっ!ううっ…うぉぉぉ…」

ホルマジオは車の近くにいたため、引火してしまった。

ナ「く…はぁ…はぁ…怪我はねぇか?」

「う、うん…ナランチャのおかげで無事だよ…はぁ…はぁ…」

は左腕を押さえたがナランチャはそれに気づかなかった。

ナ「チクショー…買い物袋がよぉ…全部焼けちまったじゃあねぇかよぉ!でもまぁクモに咬まれても平気な大きさってのは見晴らしがいいぜ」

ホ「よくも…おばっ!てめぇの仲間、全員皆殺しにして…ばゃあ!覚悟して待ってやがれぇ…この小娘!ナランチャ!」

「はぁっ…もう解毒しちゃった…」

火だるまになって話すホルマジオを見て、は怖くなり息を呑むと、思わずナランチャにしがみついた。
ナランチャは大丈夫とでも言うように黙っての肩を抱いた。

ホ「リトルフィート!」

するとホルマジオはリトルフィートのナイフで自分の手首を切り血が噴き出すと、小さくなった。

ナ「な…何!」

「!?」

ナ「手首を切った血で体の炎を消したのか!く…くそぉ!!マズい…ここで逃げられるのはマズいぜ!エアロスミスの能力で探知を…し…しまった…レ…レーダーが…この炎…」

ホ「はぁ…はぁ…ハハハハッ」

「ナランチャ…」

が不安そうな声で呼ぶと、ナランチャはの肩を抱く手に力を入れた。

ナ「て…てめぇ…どこだ!」

ホ「幸か不幸か…ナランチャ、お前が車を炎上させたがゆえに、炎から出る大量の二酸化炭素で俺を探知して追跡できねぇ!」

ナ「逃がすかよ…」

ホ「勝ちか負けかというのなら、俺の勝ちだ!ボスの娘の居場所はわかった。あとはここを去って俺の仲間に知らせるだけだ!皆殺しにしてやるぜ!暗殺は俺たちにとっちゃお手のもんだからなぁ!」
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