• テキストサイズ

Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第5章 第一指令


ホ「話さねぇ気かぁ…まあいい。知ってるかぁ?南米にクロゴケグモって種類のクモがいてよぉ。そいつの毒は人間だって死んじまうらしい」

ホルマジオはナランチャに向かって話しかけ、瓶にクモを入れたものを見せた。

ナ「あっ…!」

「!?」

ホ「こいつは毒グモじゃあない。さっきのドブん中で捕まえたやつだ。全然無害さ。けどよぉ…普通のクモだって咬むし毒も持ってるんだ。」

ホルマジオはその瓶をナランチャに近づけた。

ナ「て…てめぇ…まさか…!」

「まずいっ…はやくっ…」

ホ「数センチの虫ケラを麻痺させて食うには十分なほどのよぉ!」

ナ「エアロスミス!」

エアロスミスはホルマジオを打ったが、弾丸が全て跳ね返され、リトルフィートに捕まってしまった。

ホ「無力だっつってんだろ!てめぇのスタンドは!」

ナ「うっ…!」

「早く早く早く…」

ホ「この空き瓶がリングだぜぇ?ナランチャよぉ!」

ナ「て…てめぇ!!」

ホルマジオがナランチャを瓶の中に入れようとすると、そこでピタリとホルマジオの動きが止まった。

ナ「!?な…なんだ…」

ホ「なんなんだよ…なんでこれからって時に、体が痺れてくんだよチキショー…う…動かねぇ…」

「ねぇ知ってる?トリカブトって葉っぱ1gで人を死に至るほどの毒を持つのよ?」

ナ「まさか…!」

ホ「このあまぁ!!!」

ホルマジオはを手から落とした。

「うぐっ…スタンド能力は説明するより見た方が早いでしょ?私の体を小さくしておいて良かったわね、痺れる程度で済んで」

なんとはナランチャと出かける前、ジョルノに念のためにと渡されていたナイフでホルマジオの手に気づかれないほど小さな傷をつけ、トリカブトの葉のエキスを刷り込んでいたのだ。

ホ「くっそぉ!!」

「ナランチャ!」

ナ「ナイスだ!!エアロスミス!」

ナランチャはエアロスミスで撃ちまくった。

ホ「がはっ…おい…俺は今動けねぇけどよぉ…当たった所でおめぇのエアロスミスの威力は俺を殺せるほどねぇんだよぉ…よってこのまま時間が経つのを待てば俺の勝利だぁ!!」


/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp