Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第5章 第一指令
ナ「とブチャラティは昔から知り合いなんだろ?」
「うん」
ナ「どんな感じだったんだ?」
「ブチャラティの子供のころ?」
ナ「ブチャラティの子供の頃もそうだし、の子供の頃とか…2人の関係…とか…」
「あぁ、そうだなぁ…じゃあまずブチャラティが子供の頃の話からしよっか」
ナ「うん」
「ブチャラティのお父さんが漁師さんで、ブチャラティはよく漁で使う網を繕ったり、網を張り巡らせたり、よく手伝いをしてたよ。私も一緒にやったりしてたなぁ」
ナ「ブチャラティは漁師の家に生まれたのか…なんか、想像つかねぇな」
「確かに今の姿からはそうかもね、あとブチャラティはお母さんのこと大好きだったよ」
ナ「うげっ!マンモーニかよ…」
「子供の頃はみんなお母さん大好きでしょ!ブチャラティの家に泊まりに行くと、ブチャラティのお母さんが寝る時絵本を読んでくれてたの。普段もしてもらってたみたいで、毎日それが楽しみって言ってたよ」
ナ「そうなのか…」
「確かね、私もまだ4歳くらいだったから曖昧な記憶だよ。でもブチャラティが7歳の時にブチャラティの両親が離婚したの」
ナ「…」
「ブチャラティはお父さんと一緒に残ったんだけど、そこからは手伝いで忙しそうであんまり遊ぶことはできなかったんだ。それでも相談に乗ってくれたり、勉強教えてくれたり、私が頼めば時間は作ってくれたけどね」
ナ「そういうところはやっぱ昔から変わらねぇんだな」
「そうだね。それから3年くらい経って、私が8歳、ブチャラティが10歳のときに、私のお父さんの企業が成功して、私はそこから引っ越しちゃったから、ブチャラティの身に何が起こってギャングになったのかは分からないの」
ナ「そうなのか…はさ、ブチャラティのこと好きだった?」
「うーん…分からないな…でも、明らかに他の人よりは頼りにしてたし、大切に思ってたよ。離れたくないとも思った。子供の頃の感情だからよく分からないけど多分、好きだったのかもね」
ナ「そっか…」