Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
つもりだったが、全員が思った。
婚約とは嬉しい出来事のはずなのに、なぜそんなに悲しそうな微笑みを浮かべるのか、と。
そして全員勝手にそのような関係の人がいないと思い込んでいたので、ショックを受けていた。
ブ「…そうか、良かったな」
「うん、ありがとう」
そんなことを話しているとちょうどピザが出来上がったので、店の前にあるテーブルで5人は食べ始めた。
ナ「なーんかショックだな、が婚約したなんて」
ミ「俺もショックで立ち直れねぇぜ…」
フ「婚約したっていうのになぜあんな悲しそうな顔をしていたんでしょうか…」
ア「…」
ブ「…」
アバッキオとブチャラティは言葉が見つからず、無言のままだった。
するとそこへ
「私も混ぜてもらってもいい?」
今度はピザを持ちながら楽しそうな顔をしたがブチャラティの後ろに立っていた。
ナ「も、もちろん!!俺の隣こいよ!」
ア「何言ってんだブチャラティの隣に決まってんだろ」
そう言ってアバッキオは隣にいたブチャラティとの席を少し空けた。
ミ「そんなこと言って自分の隣に座らせてぇだけじゃあねぇか!」
フ「なかなかに姑息なやり方ですね…」
「ありがとうアバッキオ」
は席を開けてくれたアバッキオにお礼をいってブチャラティとアバッキオの間に座った。
ブ「仕事は大丈夫なのか?」
「うん、そろそろお昼だからっておじさんが一緒に食べてきていいって」
フ「それは良かったですね」
「うん!あーお腹ぺこぺこ。いただきまーす」
美味しいと言いながらピザを頬張るを皆優しい目で見つめていた。
「みんなして食べてるところ見ないでよ恥ずかしい…」
は顔を赤くした。
そして皆思っていることをミスタが口にした。
ミ「なぁ、なんで俺たちといる時はそんなにも色んな表情を見せて楽しそうなのに、婚約の話をした時あんなに悲しそうに笑ってたんだ?」
はピザを食べる手を止めた。
動揺したのである。