Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第2章 再会
レストランにつき、2人は楽しそうなフリをして料理を食べた後、ヴィオレンツァはまっててと言って、しばらくすると戻ってきた。
手には108本の薔薇の花束を持って。
周りの目はもうヴィオレンツァに釘付けである。
ヴィ「愛する、僕と結婚してください」
そう言ってに花束を渡すと跪いて見るからな高そうな指輪をパカっと開いて差し出した。
客A「素敵ね…」
客B「さすがだわ…」
客C「羨ましいわ…」
そんな声が四方八方から聞こえた。
「…はい」
はにっこりと貼り付けたような笑みを浮かべて答えた。
ヴィオレンツァが最低なやつだとわかっていても、日本円にするとおよそ4億円の借金の肩代わり、弟の面倒を見てもらえるとなると、やはり断るのは難しかった。
(本当は断りたい…でもミオの面倒を見てくれるなら…借金をミオにまで背負わさずに済むのなら…仕方ない…これでいい…これで良かったのよ…)
ヴィ「ありがとう、愛しているよ」
2人が抱き合うと、周りからはパチパチパチと拍手の音が聞こえてきた。
帰りの車でも、指輪はずっと付けていろ、ヴィオレンツァがその言葉を言ったっきり無言であった。
翌日、珍しくブチャラティ達が5人揃って店にやってきた。
「いらっしゃい!珍しい今日は全員揃ってるのね」
ブ「あぁ」
「注文は何にする?」
ナ「マルガリータを5枚!」
「はい、かしこまりました。マルガリータ5枚お願いします!」
ミ「しばらく来れてなかったが元気だったのか?」
「うん、元気だよ」
は微笑んでそう言った。
ア「本当か?以前より元気がないように見えるが」
「え…そうかな…?疲れちゃってるのかも…」
はえへへと笑って誤魔化した。
フ「はっ…さん…結婚されたんですか…?」
ブ、ア、ナ、ミ「「「「え?」」」」
「あ…うん…正確にはまだ結婚はしてないんだけどね…婚約したの…」
は指輪を見せながら微笑んで言った。