Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第5章 第一指令
「ごめんね、アバッキオ…ちゃんと答え出すから…だから…もう少し待ってて」
も起き上がってドアに向かうと言った。
ア「ゆっくり考えろ。大事なことだからな」
「ありがとう」
ア「あぁ」
「おやすみ」
ア「おう」
はアバッキオの部屋を出て、自分の部屋へと戻っていった。
ア「なんで拒否しねぇんだ…なんであんなことしても俺のとこに来るんだ…期待しちまうじゃあねぇか…」
アバッキオはの分からないと言う返答に、他の誰かが好きと確定したわけではない安堵と、自分が選ばれるか分からない不安と、色々な感情が混ざり、複雑な気持ちになっていたのであった。
ドタドタッ!!
ジョ「あ、…」
バタンッ!!
はジョルノやブチャラティに声をかけられないよう走って勢いよく部屋へと入った。
ジョ「あ…」
ブ「ん…?」
ジョ「何かあったんでしょうか…」
ブ「…さぁな」
ブチャラティは勘づいた。
おそらくアバッキオのところに行ったのだろう、と。
「はぁぁぁぁ」
はベッドの上に座ると大きなため息をついた。
「1日で2回も告白されるなんてそんなモテモテの女の子みたいなことある??みんなのこと大好きは大好きだけど…あぁぁぁぁ。でもあんなかっこいい2人に告白されて悩むなんて贅沢な悩みだよね…どうしよう…あ、そうだ明日誰かに相談してみようかな…うん、それがいい、そうしよ。そして今日はもう寝よ」
はこうして眠りについた。
ブ「そろそろ交代だ」
ジョ「先にアバッキオを呼んできてください。アバッキオがきたら僕がフーゴを呼びに行きます」
ブ「分かった」
ブチャラティは下に降りた。
コンコン
ブ「そろそろ交代の時間だ」
ガチャッ
ア「分かった。今行く」
ブ「アバッキオ」
護衛に向かうアバッキオの背中に向かってブチャラティが話しかけた。