• テキストサイズ

Golden Treasure[ジョジョーGWー]

第5章 第一指令


は下に着くと、部屋のドアを叩いた。

コンコンッ

?「誰だ」

「あの、私……」

ガチャッ

名乗るとドアが開いた。

「あ…」

ア「何だ。自ら襲われにでもきたのか?」

「違うよ…」

ア「なんだ違うのか。まぁいい、入れ」

座れ、とアバッキオはベッドを顎で指し、自分は近くにある椅子に座った。

「アバッキオ、さっきはごめんなさい」

ア「それは何に対しての謝罪だ。ジョルノジョルノと騒いだことか?それとも俺の話を遮ったことか?それとも…俺を拒否したことか?」

アバッキオはただの方を見たつもりでも、には睨みつけてきたように見えた。

「うっ…全部…です…」

は俯いた。

ア「ふーん」

「アバッキオの気持ちも知らずに、責めてごめん…今までにアバッキオがしてくれたことを考えれば、無意味にそんなことする人じゃないって分かるはずなのに…アバッキオのことばっか責めてごめん…」

ア「はぁ…」

アバッキオは一つため息をつくと、椅子から立ち上がりの隣に腰掛けた。

ア「こっち向け」

の頬に手を添え優しく自分の方へ向かせた。

「…」

アバッキオを見つめるの目は少し潤んでいた。

ア「っ…はぁ…じゃあさっきの話の続きをするぞ」

はコクコクと頷いた。

ア「俺がお前に手当てをしたり、協力したりするのはなぜだと思う?」

「それはアバッキオが優しいから…」

ア「違うな。俺は優しくなんかねぇし、どうでもいい相手にそんなことはしねぇ」

「仲間だから…?」

ア「言ったろ。俺はのことチームの一員だなんて思っちゃいねぇ」

「じゃあどうして…」

ア「まだ分かんねぇのか?」

「分からな…」
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp