Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
が行くなとでも言うように手を強く握ってきた。
ブ「あ…」
「ブチャラティ、話があるの」
ブ(もう一緒にはいられないか…あんな怪我をして、身を待って危険を知っただろう。それにさっきのことも、嫌な記憶を蘇らせたんだろう。仕方ない。の幸せのためなら了承するしかないか…)
ブ「なんだ」
はベッドの隣をポンポンと叩くと隣に座るよう促した。
ブチャラティは隣に座った。
「私ね…私も…私も組織に入りたい」
ブ「なに!?」
「船でも言ったけど、ちゃんとチームの一員になって、役に立ちたい、そして彼女を…トリッシュさんを守ってあげたい」
ブ「前にも言ったが組織に入るということは…」
「危険なことだよね。みんなを見てて、今日ミスタと一緒に戦って身をもって分かったよ」
ブ「なら…」
「でも私自分が何者なのかをちゃんと答えられるようになりたい。みんなの仲間に入れたなら、私はこのチームの一員と胸を張って言える」
ブ「…」
「私守られるだけじゃあなくて、みんなのことも守りた…」
チュ…
「!!」
ブチャラティがの手を引き、キスをした。
ほんの一瞬であったが、は驚きのあまり数十秒に感じられた。
ブ「俺の女になったらいい。そしたら組織に入らなくても、何者なのか答えられるようになるんじゃあないか?」
「ブチャラティ、ふざけ…」
ブ「ふざけてなんかいない。」
ブチャラティの目は本気だった。
「あ…」
ブ「好きだ」
「は…」
ブ「部下を想ってくれるも、優しすぎて自分を苦しめてしまうも、危なっかしいも、全てが好きだ。仲間としてではない。1人の女性として、が好きだ。守りたいと思う」
「ブチャラティ…」
ブ「組織には入れられない。大事だからだ」