Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
「ちゃんとみんなと正式にチームとなって、何者だって聞かれて答えられるようになりたい」
ナ「そ、それは組織に入って、俺たちのチームに入って任務を一緒にやりたいってことか…?」
はナランチャの顔を見て頷いた。
ナ「…」
「分かってるよ、こんな中途半端な動機で、ギャングなめるなって怒られたら確かにそれまでなんだけど…でもどうしても自分が誰か自分でもわからないなんて嫌なの」
ナ「…ブチャラティに相談してみなよ。俺は反対だけど…多分ブチャラティも反対だとは思うけど、もしかしたらブチャラティなら答えをくれるかもしれねぇ」
「そうだよね…分かったナランチャ、今日少し落ち着いたらブチャラティに話してみる」
ナ「おう」
そんなことを話していると船はネアポリスへと着いた。
そして近くのレンタカーで車を借りると、ネアポリス郊外にある隠れ家へと移動した。
日は沈み始め、夕焼けの空が広がっていた。
ブ「今日はもう遅い。各自休んで、明日から動き出そう。部屋まで案内します」
ブチャラティは1番広く綺麗な部屋をトリッシュに案内した。
皆も部屋に向かったが、アバッキオだけは部屋に行かずにに話しかけた。
ア「本当に医者に行かなくて大丈夫なのか?」
「うん、大丈夫」
ア「そうか、ならいいが…」
「アバッキオ」
ア「ん?」
「私のことチームの一員として認めて…」
ア「認めてねぇ」
「え…」
ア「チームの一員ってのは一緒に命をかけて任務を遂行する者のことを言う。信頼を築きあってな。信頼という点では満たしているが、俺はお前に任務なんかさせたくねぇし危険な目に晒すのも嫌だ。だから認めてねぇ」
「どうしたら認めてくれる…?」
ア「分かれよ…何も嫌いだから認めねぇって言ってんじゃあねぇんだ…ただが心配だから…」
「私スタンド使えるようになったよ。みんなみたいにはまだまだできないけど…でもミスタから話聞いたでしょ?それでも心配なの?」
ア「心配だ」
「どうして…」
ア「どうしてってそれはお前のことが好…」