Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
フ「くそっ…くそっ…はあんなこと今まで一度も言ったことないのに…ボスの娘だからって…くそっ!」
「フ、フーゴ落ち着いて…ね?」
ミ「ほっとけほっとけ、しばらく治んねーぞ」
ナ「ありゃあ驚くよなぁ」
一同はトリッシュを挟むようにして前にブチャラティ、アバッキオ、ジョルノ後ろにフーゴ、ミスタ、ナランチャ、というように船に乗るため港に歩いていた。
するとフーゴの様子を見たがトリッシュに近寄り、恐る恐る声をかけた。
「あ、あの…」
ト「なに」
「もしハンカチが欲しい時は言ってください…私のを貸しますから…」
ト「あたし、人が使ったハンカチは使いたくないの」
ナ「なっ!あいつ…」
怒りを見せるナランチャをミスタが必死に止めた。
「で、でも、ちゃんと毎日洗ってますし、汚くないですよ…?」
は苦笑いして言った。
ト「聞こえなかったの?それでも嫌と言ってるの」
「…」
ア「おい」
会話を聞いていたアバッキオは振り向くとの手を引っ張った。
ア「こっちにいろ。ボスの娘のことはもう構わなくていい」
アバッキオはの耳元で呟いた。
「うん…」
一同は港に着くと、高速艇でネアポリスに戻った。
船の上では同じ女性同士、仲良くしようとトリッシュにもう一度話しかけた。
「トリッシュさん」
ト「またあなた?なに?」
「何かあったらいつでも私に言ってください。男の人には言いにくいこととかもあるでしょうし…」
ト「あなた、一体なんなの?」
「え…」
ト「さっき上着を脱いだ人はあなたはいない時もあると言ったわ。その話からするとあなたは組織の人間でもないし彼らと同じチームでもない。あなたは一体なぜここにいるの?」
「それは…」
ミ「お、おいナランチャ…」
フ「気持ちはわかりますが…」
ナ「離せ!おい」
騒ぎを聞いたブチャラティ達も振り向いた。
そして、ナランチャが2人の制止を振り切ると、トリッシュに向かって言った。