Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
次にペリーコロはの方を見た。
「あ、え、ええっと…」
ブ「彼女は私の妹です」
「あ…」
ペ「妹?君に妹などいたかね?」
ブ「はい。ついこないだ母が死に、共にいた妹が私の元に来たんです」
ぺ「そうかね。まあいい。わしは構わんよ。彼女が誰とどんな関係であろうが、任務さえ遂行してくれればな」
ペリーコロはまるで全てを見抜いているかのようだった。
ブ「ありがとうございます。ペリーコロさん、なぜ掃除人に変装などを?」
ぺ「訳があってな。あとで話す。それより、本当にあるんじゃろうな?組織に納める金、100億リラは」
ブ「はい、ちゃんとここに」
そう言ってブチャラティが指したのはトイレの札だった。
一同「「「「「「あっ…!!」」」」」」
ミ「なんだって!?今なんてった!?」
フ「"ここ"って言ったぞ!」
ナ「ここだって!?」
ブチャラティはニヤリと笑うとトイレに入っていった。
ミ「ブチャラティ、どこにあんだよ」
フ「便器しか見当たりませんが…」
ブチャラティは手袋をつけ、スティッキィー・フィンガーズで便器を叩いた。
するとジッパーが開き、中からは金銀財宝が大量に出てきた。
一同「「「「「「あっ!」」」」」」
ナ「おおおおおおっ!」
ア「べ…便器の中にか!」
ミ「安全っちゃあ安全だが、ここで小便してたやつぁ罰当たりだぜ!」
「す、すごい…」
ペリーコロは中から出てきたものをよく見た。
ぺ「うむ…本物じゃ。このネックレス1つだけで7〜8億はくだらないじゃろう。ブチャラティ。お前がどうやってこの大金を手に入れたのかは聞くのはやめよう。組織として金を納めてもらえばそれで文句はないのだからな」
ペリーコロは宝をバッグにしまった。
ミ「あれ?も…もうしまっちゃうの?」
ナ「ちょ…ちょっと触らしてもらえます?においだけでも…」
ペリーコロは笑いながら外へと出た。
ペ「この金が示す事実は、その者にしかるべき頭脳と信頼があったという証し。おめでとうブチャラティ。君を正式に幹部の地位に昇進させよう」
ナ「や…やった…幹部だ!ついにブチャラティが幹部になったぞ!」