Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ナ「はぁ??」
清掃員はナランチャの言葉を無視してトイレに入ろうとした。
ナ「待てボケ!入んなって言ってんのが分かんねぇのか!?」
そんな清掃員にナランチャはナイフを突きつけた。
するとなんとその清掃員はナランチャの手を掴み、逆にナランチャにナイフを突きつけるような形にした。
ナ「ぐぁっ!く…あぁっ…」
ナランチャの顎には傷がついた。
ナ「て…てめぇ…何のつもりだ…」
「ナランチャ!」
フ「あっ…なんだ?」
ア「新手か?」
ナ「てめぇぶっ殺してやる!」
ナランチャは隠し持っていたナイフを清掃員に刺そうとした。
ブ「待て!」
ブチャラティの言葉にナランチャの動きはぴたりと止まった。
ブ「みんな、ナランチャを止めろ!もしかするとその2人は…!」
清掃員2「うん?その声…待たせたようだな」
「え…?」
ブ「全員、礼だ」
一同「「「「「あっ…」」」」」
ブ「彼はパッショーネの幹部、ペリーコロさんだ!」
ぺ「100億リラを受け取りに来たぞ、ブチャラティ」
ナランチャも離され、全員揃うと礼をした。もちろんも。
ブ「島に上陸する時連絡しておいた。ペリーコロさんはここまでわざわざ金を受け取りに来てくれたのだ」
ジョ(パッショーネの…幹部?)
ブ「わざわざお越しいただきありがとうございます」
ぺ「いやいや、わしの方からこの島に来たいと言ったのじゃ。みんな、顔を上げてくれ」
皆顔を上げた。
するとペリーコロはジョルノの方を見た。
ぺ「君が例の新人か?」
ジョ「はい」
ぺ「ブチャラティから聞いとるぞ。パッショーネの一員となった以上、家族も同然。わしのことは気兼ねなく"ペリーコロさん"と呼びたまえ」
ジョ「ありがとうございます」
ぺ「ふふん、君、さっきはすまなかったな」
今度はペリーコロはナランチャの方を見た。
ぺ「こいつは自分の体に触れられるのが苦手でな」
ペリーコロは先程ナランチャにナイフを突きつけた清掃員を指差した。
ナ「うん」
ドゴ!
ナ「うっ!」
フーゴがナランチャを殴った。
ナ「てめっ!」
フ「"は・い"!」
ぺ「君は…」