Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ミ「う…クソッ、マズいぜ!俺はまだやつの顔は見てねぇ!ジョルノもきっとそうだ!どんなスタンドか分からねぇが仕方ねぇ100億とブチャラティのためだ!」
ミスタはトラックの右側に掴まり、銃口を窓に向けると
ミ「な、なにっ!?!?」
助手席には口から血を流すが乗っていた。
は小屋の裏に回ろうとした時、ピストルズたちの声が聞こえた。
(喜んでる…足に銃が当たったんだ…でもブチャラティが筋金入りのギャングと言っていたあのズッケェロの仲間…足に銃が一発当たったくらいで死ぬわけない。負傷した状態で、あんな崖を登るのも、人が多い方に行くのも困難。そうなれば残るはあのトラックで逃げようとするはず…でも右足をやられているなら自分では運転はできない…よし)
はサーレーが小屋から出る前にトラックの助手席に乗り込んだ。
運転手「な、なんだ!?」
「いい!?私が言うことをよく聞いて。これから車を出せと脅してくる者がいる。だけどどれだけ脅されても、絶対に車を動かさないで。そして、私はあなたの同乗者、私について何を言われても聞かれても自分の連れだと答えて。」
運転手「あぁ!?あんたいきなり乗ってきてなんなんだ!!」
「緊急事態なのよ!死にたくなきゃ言うことを聞くのよ!」
運転手「くっ…」
は車がなるべく動かないよう、タイヤに蔓を這わせ、絡ませた。下を覗かれても気づかれないよう、だけど強力に。
サ「このまま車を出せ」
サーレーが運転手に窓の外から言ってきた。
運転手「ヒィッ!」
「…」
サ「早く車を出せ!」
運転手は怯えながらを見た。
はゆっくり首を横に振った。
運転手は窓の外をもう一度見ると
サ「出さねぇとてめぇぶっ殺すぞ!!」
運転手「ヒィ!!!」
運転手はサーレーの覇気に負け、思いっきりアクセルを踏んだ。
「だめ!!!!!ぐっ…」
しかし蔦のせいでなかなか動かない。
サ「発進させろ!」
運転手「は、はいっ!!」
運転手はもう一度強くアクセルを踏むと、クルマは動き出した。
蔦はズタボロにちぎれてしまった。