Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ア「くそっ…こいつ!!」
無線「そのヨット…ラクーン号だったか。今どの辺りにいる?」
マ(ム)「カプリ島から2時間以内で着ける所だ。ブチャラティは尾行者に用心して、ぐるっと回り込む針路を取っているんだ」
無線「分かった。高速艇で先にカプリ島に行って待ってる。アリーナ・グランデに入港しろ。アウト」
ア「会話はここまでだ。無線が切れた」
フ「なんてことだ…ヤバいぞ!高速艇なら、ネアポリスから30分で島まで行けます!」
ミ「うぅ…完璧先に島についてるぜ!」
ナ「誰なんだ!?相手のこの男は誰なんだよ!」
ミ「なんとしてもこの野郎に今の男の正体をゲロさせてやるぜ!」
ミスタは走りながらズッケェロの頭を掴んだ。
ブ「いや、そいつは筋金入りのギャングだ。口を割らせるのに時間がかかりそうだ。多分、今日中にはしゃべらないだろう。それに実際スタンドの正体は知らないのかもしれない。仲間にさえ秘密って可能性は大きいからな」
ミ「じゃあどうするんだ?このまま港に入ってってみろ!船に乗ってるのがあのズッケェロじゃあなく、俺たちだってのがバレたら…!!」
フ「またはあと一時間程度で、この船がマリーナ・グランデに到着しなかったなら…無線の男は完璧にズッケェロに何かあったと思うに違いない!そうなったら、僕らは金を手にできるかどうか…いや、ネアポリスに無事戻れるかどうか!怪しいもんです!」
ブ「ん…」
ア「どうするんだ、ブチャラティ」
ブ(まごついていても仕方ない…ここはせめて、裏をかくほうが有効だな。俺がどうにかして先に上陸して…)
ジョ「この船が入港する前に…」
一同「「「「「「あっ…」」」」」」
ジョ「誰かが先に上陸して、その男を探して始末すればいい」
ブ「あっ…」
ミ「あぁ…」
フ「ハッ…」
ナ「何言ってんだ?こいつはよぉ。お前頭悪いんじゃあないのか?この船より先に上陸だって?泳いででも行くってのかよ」
ジョ「はい」
ナ「はっ?」
ジョ「僕はこの浮き輪を、魚に変えられます。そいつに引っ張ってもらえば、このヨットより早く島につけます」
ジョルノは浮き輪を魚に変えた。