Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
するとが触れたミスタのコブにポピーの花が咲き、枯れた。
ミ「痛くなくなったぞ…?」
「な、なにこれ…」
ミスタが後ろを振り向くとそこには枯れたポピーが落ちていた。
ミ「い、今、何をした?」
「ミスタに触れたら花が咲いて、枯れたの…」
ミ「スタンド能力だ…」
「スタンド…」
ミ「陸に上がったら、ブチャラティに話そう」
「う、うん、分かった」
ミ「ありがとな」
ミスタはの頭に手をポンと置いた。
「う、うん…」
は恥ずかしそうに顔を赤くして俯いた。
ミ「っ…じゃ、じゃあ俺もちょっと懲らしめに行ってくっかなぁ!」
ミスタは帽子を被りながら釣り針と釣り糸とメガネを持つと、ナランチャたちが蹴り上げるズッケェロの方へと向かった。
ナ「オラッ!」
フ「くっ!フンッ!」
ジョ「あ…何か落ちましたよ、えっと…マリオ・ズッケェロ。住所はローマ。ローマのチンピラさんか」
蹴られて落ちたズッケェロの身分証を見て、ジョルノは言った。
ミ「顔についてんのそれゴミかな?それとも海藻の切れっ端かな?海藻のように見えるし、ビニールか何かの切れっ端にも見えるなぁ。うーむ…もしゴミなら心の痛むことだぜ。この美しい海が汚れているってことだからなぁ!とってよく見てもいいかい?それ。なぁ、おい。とって見てもいいかどうか、聞いてるんだ!それぐらい答えろよなぁ〜?てめぇー!」
ミスタは口にチャックされているズッケェロの頭に向かって言った。
その間、ブチャラティ、ジョルノ、アバッキオ、は船首の方で周りを見渡していた。ブチャラティは双眼鏡を使って。
ジョ「ブチャラティ、そろそろ上陸のコースに針路を取りましょう。さっきから僕もずっと見ているが、つけてくる船はひとつもない。この船がカプリ島に向かってることは誰も知るはずがありません」
ブ「あぁ、1つもない。だが…あの男が誰から隠し金の噂を聞いたかだ。1人だけで追ってきたとはどうしても納得できないんだ」
ア「ん…」
「そうだよね…」