Golden Treasure[ジョジョーGWー]
第4章 任務の始まり
ブ「アバッキオはお前がどこに潜んでいるのか、謎を解いた。それを自ら証明していってくれたもんでなぁ。お前がどこに潜んでいるのか、どうやって見分けるのか、アバッキオの血だぜ。アバッキオはわざと拳を傷つけて、流した血を俺に見せてくれたんだ。血の流れはデッキの床下に落ちていなかったんだ!血のりは途切れていたんだ。デッキの表でぷっつりとな!つまりどういうことか!どこに引きずりこまれたのか…俺は左側のヨットを借りた。アバッキオは空を見上げたときそれに気づいたんだ。もうバレたんだ。溺れんのがイヤならよぉ、出てくることだな」
マ「モゴゴゴゴッ…」
マリオ・ズッケェロがもがく声が聞こえた。
するとマストがビリビリと剥がれてきた。
ブ「船は2隻あった!」
先ほどまで乗っていた船は沈み、もう一つの船にブチャラティは飛び移った。
マ「ゔぅ…ゔぅ…てめぇ…うっ…」
ブ「ヨットの上にもう一つのヨットを薄っぺらにかぶせて隠れていたんだ」
マ「くっ…」
ブ「貴様はその表面の薄っぺらの中を移動して、俺たちを攻撃してやがった。わからねぇはずだ。そこんとこは尊敬してやるぜ」
マ「そばにくるんじゃあねぇぜ!ブチャラティ!仲間をぶっ殺すぜ!」
ズッケェロは手にアバッキオとを持ち、ナイフを突きつけていた。
ブ「そんなシャバい脅しにビクついて、ギャングがやってられるかどうかはてめえ自身がよく知ってるはずだ。やめれば許してやる。だがアバッキオとを刺した瞬間、てめぇの命も取る」
2人はお互いに見合った。
マ「ヒャハハハハッ!」
ズッケェロはナイフを振り上げた。
しかしその瞬間、ブチャラティがジッパーでスティッキィ・フィンガーズの射程距離を伸ばし、ぶっ飛ばした。
マ「ぐあっ…」
ブ「ジョルノが言った通りだ。隠れて攻撃する能力って事はそれが弱点。ノロい野郎だぜ」
マ「アバッ!」
ズッケェロの首はジッパーにより胴体から離れた。
すると全員の体が空気が戻り、膨らんで元に戻った。
プシュー
ア「あっ…」
ブ「アバッキオ」
ア「あ…」
ブ「ふっ」
ア「ふっ…よくやった…」