第1章 場地圭介(高校生)×幼馴染みヒロイン(先生)
こんなときにだけお願いとかズルい。少しの期待とたくさんの独占欲を孕んだこの切れ長の瞳はーー私の大好物だ。この目で見つめられたが最後、つい絆されてオッケーしてしまうことをこの男はきっとわかってやっている。そういうところだけは、本当に勘が働くんだから困ったものだ。どうせならテストの山勘を働かせてほしいところなんだけどな。
仕方なく、といった感じで頷いた私を見たけはすぐさま私の谷間に唇を落とし、白いキャンパスの上に紅い花を咲かせた。満足気に笑ったかと思うと今度は私の耳へ顔を寄せ……ぬちゃ、と耳の中へ舌をねじ込んできた。
「ひぅ!」
「耳、好きだろ?」
「やめ、そこで喋らないで……!」
「ん」
「あっ、やっ」
もう片方の耳を圭介の大きな掌で塞がれてしまうと、耳の中で響く卑猥な水音と彼の息遣いが更に私の鼓膜を揺さぶり、脳へ直接音を流し込まれているような錯覚さえ起こす。
耳にばかり集中していると、急に胸元が開放的になったのを感じて「んえ?」と働かない頭で自分の体を見る。いつの間にかたくし上げられたブラからはみ出た私の胸を、圭介はやわやわと揉みしだき始めた。決定的な刺激に程遠いそれは、私の淫らな気持ちを少しずつ少しずつ掻き立ててくる。これも彼の計算のうちかと思うと、こんな年下にいいようにされている自分が情けなくも思えてきた。
「乳首固くなってんな」
「だってぇ……!」
「学校で犯されて感じてんだ?」
「ちがっ、そんな!」
「淫乱」
そう言って、ぎゅううと指で押し潰すようにして私の胸の突起をイジメる圭介。いきなりの強い刺激に快感は電流のように背筋を走っていき、私の下腹部に期待という名の密をもたらした。声にならない声を上げながら体を震わす私を見つめる圭介の目は、まるで捕食者のようだ。