第2章 場地圭介(社会人)×千冬の幼馴染みヒロイン(大学生)①
じゅぶじゅぷじゅぷ
「っはあ……そこイイ。もっと口すぼめて吸って」
「んっ、ふっ」
「そのまま手を上下に動かして、そう──ッく! はぁ……ちゃんのフェラ最高だワ」
慣れないことをしているのもあって顎が少し疲れてきたが、場地くんを気持ちよくすることだけを考える。苦しげに寄せられた眉根と掠れた喘ぎ声、最初よりも大きさを増した男根に終わりが近いということを体で感じていると、場地くんが欲情した声で「もー出るっ……」と小さく呟いたのを聞いて私は手を動かすスピードを早めた。
彼がイクところを見たくて、視線を上に向けながら一際強く吸い上げる。ねえ、場地くんはどんな顔してイクの? 私に見せて。
「っぐ、あっ出る!」
ビュウゥびゅぐッ
そう言った場地くんは両手で私の頭を固定すると、強すぎる快感に耐えるように目を瞑りながらぶるりと体を震わせ私の喉奥めがけて白い欲を吐き出した。びくんびくんと大きく跳ねながら最後の一滴まで放った彼は満足そうに息を吐きながら悦に浸っているようだ。
口の中いっぱいに放たれたドロリとした青臭い白濁の液をどうしたものかと悩んでいると、ハッと我に戻ったらしい場地くんが「わりぃ」と謝りながら勢いを失ったソレを私の口から抜き取った。
ぬぽ、と彼のモノが出ていった拍子に口の中から溢れ出してしまった欲望を何とか両手で受け止める。こんなことしておいて何だけど、ここは千冬の家。さすがに場地くんの精液で千冬の家を汚すわけにはいかないや。
「便所で吐いてくるか?」
「ん」
返事ができない代わりにこくりと頷いてお手洗いへと向かう。両手が塞がって使えない私の代わり場地くんがドアを開けてくれた。やっぱりや優しい。
口の中に入っていたものを全部どろりと吐き出す。こんなに口の中に入ってたんだ……。何とも言えない味のソレを噛み締めながら、私が場地くんをイかせたという事実が嬉しくもあり今更ながらスゴく恥ずかしくもある。
トイレットペーパーを取ってくれた場地くんにお礼を言いながら、自分の手についている精液を綺麗に拭き取っていく。……場地くんの触ったときの感触がまだ残ってるや。