第2章 場地圭介(社会人)×千冬の幼馴染みヒロイン(大学生)①
「あ……ふ、んぅ」
「舐めてたらどんどん出てきた」
「喋んない、でっ」
「んな冷たいこと言うなよ」
「っあ」
「俺とちゃんの仲だろ」
「んあ、っは……ばじ、く」
「なあ?」
「ぅあ!」
ぐりっと少し強めに……割れ目の少し上にあるぷっくりとした突起に場地くんの指が押し付けられて、思わず腰をくねらす。だが、そんな些細な私の抵抗も許さないとでも言うように彼は私の両太ももを肩にかつぎあげ、腕を使って私の下半身の動きを押さえ付けてくる。
まじまじと私の様子を伺う場地くんと、今まで経験したことのない体の高ぶりになぜだか怖くなって、目の端からほろりと言いようのない感情が溢れ落ちた。私、どうしちゃったの?
「場地く、ん……ばじくん……」
「どーした」
「何か怖いよぉ」
「そか。怖ェんだな」
「場地くんに触られたとこ、変なの。くすぐったいのに……じん、って体の奥が痺れて……おへその辺りが苦しいの」
小さな子どもみたいにひぐひぐとべそをかきながら場地くんへと手を伸ばす。助けて、と声にすら出せない私の手を掴んだ場地くんは、どこかいとおしそうに口づけたかと思えば、猫のようにすり寄ってきた。
「安心しろ、大丈夫だから」
「でも……」
「それ以上はさ、歯止め効かなくなるからダメなんだワ」
何がダメなのか全くわからないけれど、場地くんは困ったように笑いながらまた私の手に口づけた。
「もうすぐイキそうなんだよ」
「……イキ、そ?」
「そ。ちゃんイキそうになってンの」
「私が……? イキそう……?」
「怖いかもしンねーけど、俺に任せとけばいいから」
「……うん」
「ン」
小さく頷いた私の頬をするりと撫でた彼は、先ほどと同じようにまた顔を私の大事なところへと近づけて、ぢゅるぢゅると粘着質な水音を立てながら先ほどよりも激しく吸い上げてきた。強い刺激が私の体を突き抜けるようにして、腰へ背中へと走り抜けては私の目の前をちかちかとショートさせる。
知らない。こんな感覚、私知らない……!
「っあ、ああ……!」
じゅる ぢゅるる
「ひ、う……んんっ」
「力抜け」
「そ、んなこと言われても……!」