• テキストサイズ

【R18短編集】場地圭介との性活【東リベ】

第2章 場地圭介(社会人)×千冬の幼馴染みヒロイン(大学生)①


「嫌だったら言えよ?」
「えっ、ここでするの!?」
「どーせ千冬帰ってこねぇし」
「そういう問題じゃ……!」
「それにこういう状況のが濡れるかもだろ?」

 そう言って場地くんは弄ぶように指先で私の耳たぶをさわりながら「な?」と優しい顔で返事を促してくる。その問いに頷いて返すと嬉しそうに笑って私の瞼にキスを落としてくれた。次は頬、首筋……とどんどん降下し、その間に場地くんは骨ばった指で私の指を何度もなぞるように上下する。
 くすぐったくて小さく笑っていると、鎖骨にちゅっと口付けた場地くんが私と目線を合わせるように顔を近づけ──いや、近すぎる。鼻と鼻がくっつきそうなくらい近い。

「ま、千冬が来るまでゆっくり楽しもうぜ」
「……バレたらどうしよう」
「気にすンな」
「場地くんはもうちょっと気にした方がいいと思うよ」
「すぐそんなこと言えなくしてやるよ」

 そう言った場地くんは服の上からブラのワイヤーを指先でなぞるように動かしながら、また耳へと優しくてキスをくれる。
 今までの彼氏とは違う……ゆっくりと余裕を感じさせるような前戯になんだか体も気持ちもむずむずとしてしまう。何だろう、今までにないこの感覚……場地くんに触られると胸の奥が少し締め付けられるような感じがする。

「くすぐったい」
「だろうな」
「だろうな、って……」
「今からイイトコ探してやるからンな焦んなって」
「男の人はみんながっついてくるのかと思った」
「ヨユーのない男はだいたい下手くそだな」

 からからといつもの眩しい笑顔でなんとも言いがたい毒を吐き出した場地くんに否定も肯定もできず、ただ乾いた笑いを漏らすことしかできない。体の関係を持てなかったからと私を捨てた彼氏を肯定するのも嫌だし、かと言って否定してしまってから場地くんに触られて感じられなかったら、彼をも否定してしまうことになってしまう。
 そうなったときにいたたまれない気持ちになってしまうのは私だから、さすがに軽々しく言えないわ。そんなことを考えていると服の上から両方の胸の膨らみを覆うように場地くんの手がゆっくりと触れる。
/ 56ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp