第7章 13年前のケジメ
「止まれ!!!!」
「私は!!!あなたの操り人形でもなんでもない!!
切り刻まれてもいい、せめて。
一泡吹かせる。
拘束されたヴァイオレットを助ける!
「ヴァイオレット!!」
私は、ヴァイオレットに抱きつく。
瞬間に視界が変わる。
「無茶するなと言ったはずだ!!」
「もう時間かなって、ローなら最高のタイミングで助けてくれるかなって。信じてたよ。」
目の前には、ローがいた。
近くにヴァイオレットとさっきの剣闘士さんもいる。
ドフラミンゴの目の前には麦わらさんがいた。
ローももう限界なんだろう、睨みをきかせてくるけどそれ以上言葉は無かった。
見届けよう。
この国を、ドフラミンゴを。
「何でもかんでもお前は手の中に閉じ込めて…!!!
どいつもこいつも操ろうとするから
おれは息が詰まりそうだ!!!」
その後繰り出された彼のパンチにより、ドフラミンゴは負けた。
鳥かごが消える様子を空を見上げて見届ける。
これで終わりだ。
16年縛られた過去も。
13年前のあの日のことを責め続けるのも。
もう振り返って泣かない。
麦わらさん。ありがとう。