第1章 貴方は誰を選びますか (烏 青 音 梟)前編
「そろそろ下もいい具合かな?」
『やだ…やめて…お願いっ』
「あんま濡れてねぇな。ハジメテだからか?」
指…?指を入れられたの…?
『やめて…やだっ』
「ここ攻め続けたらイけるかな?」
『やだやだやだ…!やだ…っいや!!』
つま先から頭にかけて電流が走る。
まただ。さっきみたいな感覚。
でもさっきよりもっと大きな電流。
「イけたね?かわいいよ。
もっとほぐしてあげよーね。
じゃないとココに俺の入んないからさ。」
何を言ってるの…?
俺の入らない?
待って…これって…嫌だ。怖いよ。どうしたらいい。
『やだ…もうやめてください…いやだ…っ』
「そろそろいいかな…だいぶほぐれたよね?」
『ま…って!やだ…いや…っ!』
先生がカチャカチャとベルトを外して
ズボンも下着も脱ぐと現れた男の人のモノ。
こんなに大きくなったものは見た事がなくて
少しグロくて恐怖が体を支配する。
何もまとっていないソレを私の下着越しに押し付ける。
気持ち悪い…たすけて。
「すぐ気持ちよくなるからね?
あぁ可愛い…。好きだよ。」
『うぅ…やだ…うっ』
下着をずらしながら私のソコに先生のモノが触れた瞬間
バン!!!
勢いよく開いたドア
「っ!!!」
だれ…?私助かったの?
「…黒尾!?」
黒尾さん…?
『くろ、おさん…っ』
「…もう大丈夫だからな。
俺がいるからもう大丈夫だぞ。」
先生をドンと突き飛ばして私を抱きしめる黒尾さん。
涙が止まらない。私助かったんだ…っ。
「おいどけ黒尾。
俺との邪魔すんなよ」
「は?嫌がってんだろ!!
見ろよこの顔!怖がってんだろうが…!」
「嫌々言っててもシちゃえば蕩けんだよ
黒尾はまだ子供だから分かんねーか?」
「こんなに怯えてんのに…ふざけんな。」
「お前だってこんな可愛い子いつもそばにおいて
ヤりたいくせにSPみたいに張り付きやがって。」
「黙れ。金輪際に関わるな。」
乱れた制服を直してくれた黒尾さんが私を抱き抱えて資料室を出た。そこには心配そうな顔をした凛花さんたちや研磨くんもいた。安心して涙が止まらなかった。そして誰にも言わないで欲しいとお願いをした。