第1章 真夏の宵 ☆*:.。. 真田幸村 .。.:*☆
「んっ…苦しっ…えっ…あ、ええっ…ゆ、幸村!?えっ…ちょっ…何してるの??」
いきなりパチっと目を開けた怜は、寝惚けた顔で混乱したようにパチパチと瞬きを繰り返している。
乱れた寝間着はほとんど肌を隠しておらず、身体は幸村に強く抱き締められている。
息苦しいぐらい強く搔き抱かれながらも、幸村の手は足の間でいやらしく蠢いていて……
「んんっ!やっ、あっ…幸村っ、何して…んっ…あぁっ…」
ーぐじゅっ…じゅぶっっ…
武骨な指が泥濘みの中をぐちゅぐちゅと掻き混ぜる。
「煽ったお前が悪いんだからな。もう止まんねぇから…」
「やっ…嘘っ、待って…」
ーぐちゅっ…ずふずぶずぶっ…
「ひっ、うっ…あ"あ"っ…」
幸村の手が怜の膝を押し広げ、足の間に充てがわれた熱い昂りが一気に押し挿入ってくる。
怜のナカはたっぷりの蜜で潤っていて、はち切れんばかりに膨張した幸村のモノを易々と受け入れる。
奥へと腰を進めるたびに、柔らかな襞がきゅうっと吸い付いてきて包み込まれるような感覚を覚える。
「っ…怜っ、お前ん中、すげぇ熱いっ…溶かされそう…」
「んんっ、やっ、あっ…だめっ、そんな、揺さぶっちゃ…やだぁ…幸村の、もぅ…いっぱいなの…お願いっ…」
怜は感極まったように目元を潤ませながら、幸村の首に腕を回し、縋るように抱き着いてくる。
そんな健気な様子が可愛くて、幸村は思わず口元を緩める。
「怜、お前、今すげぇ可愛い顔してる。もっと…俺だけに見せろよ」
「あっ…んっ…ゆきっ…好きっ…大好きっ…」
「っ…くっ……」
(くそっ…可愛いことばっか言いやがって…こんなの我慢できなくなるじゃねぇか…もっといっぱい愛してやりたいのに…)
怜のナカに埋めた昂りは限界まで膨れ上がり、今にも精を吐き出さんとビクビクと震えていた。
腰の奥が焼け付くようなヒリヒリした熱を感じ、怜の奥深くへと腰を押し付けた瞬間、勢いよく熱い迸りが弾け飛んだ。
「ぐっ、ゔぁぁ…」
「はあっ…んんっ…」
幸村が吐精した瞬間、怜もまた気をやったようだ。
熱い白濁を吐き出しながらビクビクと震えるモノを怜のぐじゅぐじゅに溶けたナカがこれでもかと言わんばかりに締め付けてくる。