第3章 聖なる夜に ☆*:.。. 徳川家康 .。.:*☆
布団の中で露わになった胸元に家康の顔が近付いて、胸の谷間に軽くチュッと口付けられた。
「んんっ…家康っ、ダメだよ…もう朝…」
「うん。だからちょっとだけ…ね。ちょっとだけ触れさせて。最近怜が足りてないから充電させてよ」
「家康っ…」
胸の先に家康の舌が触れ、固くなった粒を転がすように舐められて身体の奥が甘い痺れに震える。
ちゅぷちゅぷと淫らな水音を立てて片方の胸の尖りを舐められながら、もう片方は指先で押し潰すように捏ねられる。
それぞれ異なる刺激を同時に与えられて、腰が砕けるような快感に身悶えてしまう。
「あ、んっ…やだっ…それ、ダメっ…」
「ねぇ、ダメじゃないでしょ?気持ちいい、の間違いじゃないの?腰、動いてるし」
「やっ…言わないで。恥ずかしいよ…」
「そうやって恥ずかしがるとこも可愛い。ほら、ちゃんと顔見せて」
恥じらいから顔を俯ける私の顎先に家康の長い指が触れ、少し強引に顔を上げさせられる。
鼻先が触れ合うほど近くで熱の籠った瞳に見つめられて、視線を逸らすことすら許されなかった。
「可愛いね、怜……あぁ…ごめん。やっぱりちょっとだけ、なんて無理。いっぱい触れさせて…あんたを感じさせて」
「っ…うん…私も…ちょっとじゃ足りない。私だって最近、家康不足だったよ。だからね、いっぱい…シて?」
「っ…あんた、煽り過ぎ。俺がどれだけ我慢してたと思ってるの?もぅ…手加減してあげられないから覚悟して」
怜の可愛過ぎるおねだりを聞いてさっと顔を赤らめた家康は、我慢出来ないとばかりに性急に肌を重ねていく。
「あっ…家康っ…んんっ…」
「怜っ…」
障子越しに朝日が射し込み、次第に明るくなっていく室内で、互いに求め合い深く身体を繋げる。
夜も朝も関係なく、ただ互いに欲するままにひと時の情事に溺れていった。