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(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋

第9章 ディルド


≫徹side


それは遡ること数分前のことだった。俺はこの日も練習終わりにいちかちゃんに声をかけていた。いちかちゃんはATの資格を取ったばっかの新人ちゃんで岩ちゃんの後輩。岩ちゃんに付いてきては実践的な指導を受けてるけど俺のドタイプな子だし俺のために連れてきてくれたの?ってくらいに可愛い。

丁度彼女もいないし狙わない理由なんてないし俺は密かにかつ大々的に狙っていた……ら、この性格の悪さが滲み出てる宮君もいちかちゃん狙いらしい。練習も終わったから声かけようって思ったら最悪なことに鉢合わせになってしまった。

「もしかして宮君もいちかちゃんに用?」
「用、言うかこれからデートの誘うねん。けど及川君、0.5秒の差でちょーっと遅かったなぁ…」
「それなら俺、朝イチで声かけてるし」
「ああ?んなもん関係あるか。声かけなら子供でもできんねん。挨拶以下や」
「いや基本は挨拶からだけどね。いきなりデートに誘うって下心丸出しで下品すぎると思うけど?」
「誰が下品やて?…え?」
「目の前の宮君だけど?…は?」
「え?」
「は?」
「え?」
「は?」
「え?」
「は?」
「あの…」
「「何!?」」
「………その話って練習が終わったあとの時間ですよね?」
「「そう(や)!!」」
「それなら私…」






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