(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋
第6章 ラブシロップ
「もう幼馴染じゃなくなったね」
「じゃあなんなんだよ」
「いけない関係?」
「なんだよそれ」
「誰にも言えないことだから」
「へいへい、分かったから…。一回黙れな?」
今度は俺から唇を奪ってやった。触れるようなやつじゃなくて唇を全部喰むようなやつ。そうさせてんのは薬もあるんだろうけどいちかのせいでもある。
「……もう、キスが意地悪なんだよ」
「お前が物足りねぇのするからだろ」
「ばか、すけべ」
「うるせぇ…、言っとくけど俺もう待てねぇからな?」
ベッドの中心で仰向けになったいちかに覆い被さった。荒くなりそうな息をグッと我慢して体重をかけすぎないように腕で支える。
「次は優しいキスして?」
艶っぽい表情で薄く色付いた唇が誘う。誘われるがままにキスをしながらブラのホックを外して膨らみに手を伸ばし、指先に突起が触れると唇の隙間から上擦った声が漏れた。
「勃ってるぞ?」
「うん…。でもそれは一もでしょ?」
「男だからな」
「ドキドキしすぎて頭ぼーっとしてきちゃった…。今日は私ちょっとヤバいかもしれない」
「心配すんな。んなの俺も同じだ…」
もう一度小さな唇に口付けた。深く混ざり合うキスを堪能した後で唇を顎から鎖骨にゆっくりと滑らせて右の突起に到達するとタイミングよくビクンと下半身がはねる。余裕そうに見せかけていてもジリジリと追い詰められてるのは俺の方だった。こうやって胸の感触を味わっていてももっと乱れた姿が見たいと期待して気が焦る。