(HQ|R18) セックストイを使わないと出られない部屋
第5章 ローション
「京治君のそんな蕩けた表情見たの初めて…。吐息も全部可愛い…」
「…先輩の方が、何倍も可愛いです」
「本当?」
「はい…」
胸を上下に動かすたびにちゅぷちゅぷと湿った音が響く。ゾクゾクとした快感が背中を走っていくたびに持っていかれそうになる。
「じゃあ私、もう少し頑張っちゃうね?」
先輩が口を開くと舌先を伝って唾液が垂れた。受け止めた先はカウパー液も混ざり合って胸が揺れる度にキラキラと光る。ぼんやりと恍惚としながら眺めていると先輩の唇が迎えにきてトロトロの温かいものに包まれた。
「…あっあ…っ」
ちゅっと吸い上げられる感覚と逃してくれない快感の波に思わず腰が引ける。それでも容赦なく与えられ続け僅か数秒で情けなくも吐精してしまった。
「お疲れ様。どうだった?」
「……気持ちいい、って一言しか出ないです」
「素直だね」
「初めてなので」
「じゃあ私が初めての相手なんだ。やったね」
「嬉しいんですか?」
「だって初めての相手のことって絶対忘れないでしょ?」
「忘れられるわけないじゃないですか」
「よかった。じゃあずっと覚えておいてね?」
小悪魔のように口角を上げて微笑む。俺はこの表情をこの先も忘れることはない、そう確信した。
「京治君さ、イッても硬いね。ってことはまだいけるよね?」
「…え?」
「ベッドで寝ててくれる?」
「待って、どうするんですか?」
「次は私のナカでイって?私も気持ちよくなりたいし」
ベッドで仰向けになると妖艶な笑みが目の前で零れる。目の前で履いていた水着を脱ぎ捨てて何も身につけていない姿を見せつけられる。