桜舞い散る君想ふ【ONE PIECE/鬼滅の刃等短編集】
第16章 なないろThursday【宇髄天元】
きっと天元は私に気を遣ってくれたんだ
彼氏と別れたばかりの私が寂しくないように
嬉しいけど虚しい
だって土日はまた恋人のところに行ってしまうんでしょ?私と会うのは毎週木曜日だけ。
セックスのためだけに会うの
分かってる。それがセフレということ
そこに虚しさを感じてしまったらこの関係性すら無くなってしまう
それすら捨てられない私は随分と臆病者だ
でも、翌日珍しく天元からLINEが来た。
【来週は木曜日会えないから土曜日に会わねぇ?】
そんなことを言われたのは初めてのことだ
私としては木曜日に会えないのは残念だけど天元が良いのであれば土曜日でも何曜日でも良かったので、了承の旨のスタンプを送る。
すると今度は時間と場所まで指定されたLINEが送られてきて首を傾げた。
【昼11時にの家の最寄駅の時計の前ね】
外でなんて大丈夫なのだろうか?恋人に万が一見られてしまえば彼に迷惑がかかる気がして仕方ない
それでも何度大丈夫なのか確認しても彼は少しもLINEの内容を訂正することはなかった
結局、根負けしてその日は外で会うことになったのだ
✳︎✳︎✳︎
のことは前から知っていた
駅前で雨が止むのを待つかタクシーを使うかで迷っていた時、声をかけてくれたのがだった
「お兄さん、もしよかったらこの傘どうぞ」
「へ?!え、いや、いいよ。君が濡れちゃうぜ?」
「大丈夫!私、折り畳み傘あるし、彼氏の家がすぐそこだから」
そう言って傘を俺に押し付けると脱兎の如く、折り畳み傘を差して行ってしまった
その時のことをは覚えていなかったけど、その数ヶ月後にバーで飲んでる時にたまたま再会して勢いでヤっちまった。
その時お互いに恋人がいたのも知っていたし、ヤッちまった後の気まずい空気は今でも覚えてる。
でも、その時のセックスが当時付き合っていた恋人よりも、今までヤってきたどの女よりも派手に気持ち良くて、体の相性が抜群だとすぐに気づいた